共通テスト(理科) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問82 (物理(第4問) 問4)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問82(物理(第4問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

図1のような真空中に固定して置かれた装置1と装置2を用いて、荷電粒子を一様な電場(電界)中と磁場(磁界)中で運動させる。
装置1で一様電場中に入射した荷電粒子は、電場中を運動した後で電場中から飛び出す。飛び出した荷電粒子は、装置2の一様磁場中に入射し、磁場中を運動した後で磁場中から飛び出す。ただし、荷電粒子の運動は紙面内であるものとし、重力の影響を無視する。また、荷電粒子が電場と磁場に与える影響は無視できるものとする。
装置1は、図2のように抵抗器と直流電源が接続された平行な極板A、Bからなる。極板の間隔はdであり、極板間(図の灰色の部分)には強さEの一様な電場が生じている。また、極板Bには二つの小さな穴が、距離Lだけ離れてあいている。質量m、電気量-e(e>0)、速度の大きさv0の荷電粒子を、極板Bの一方の穴から極板Bと45°の角をなす向きに入射させると、荷電粒子は放物線を描いて運動し、もう一方の穴から飛び出した。飛び出した直後の荷電粒子の速度は大きさv0で、極板Bと45°の角をなす向きであった。

装置2は、図3のように紙面に垂直な一様磁場が存在する領域(図の灰色の部分)からなる。装置1から飛び出した、質量m、電気量-eの荷電粒子が、装置2の磁場の領域に、境界面に対して垂直な向きに入射した。その後、荷電粒子は紙面内を等速円運動し、磁場中から飛び出した。荷電粒子が磁場に入射した位置を点P、磁場から飛び出した位置を点R、PからRの軌跡上の中間地点を点Qとする。

次の文章中の空欄( ウ )・( エ )に入れる記号と語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

点Qにおいて荷電粒子が受ける力の向きは図3の( ウ )の矢印の向きであり、荷電粒子の電気量が負であることから、磁場の向きは紙面に垂直で( エ )の向きである。
問題文の画像
  • ウ:a  エ:表から裏
  • ウ:a  エ:裏から表
  • ウ:b  エ:表から裏
  • ウ:b  エ:裏から表
  • ウ:c  エ:表から裏
  • ウ:c  エ:裏から表
  • ウ:d  エ:表から裏
  • ウ:d  エ:裏から表

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この過去問の解説 (1件)

01

荷電粒子は磁場中で等速円運動するため、受ける力は常に円の中心向きです。

したがって、点Qでの力の向きは、軌道の円の中心に向かう向き、つまりdです。

 

また、ローレンツ力は F = qvB の向きの関係に従います。

電荷が負(−e)なので、フレミングの法則と逆向きになります。

 

つまり、磁場は裏から表の向きに生じているとわかります。

選択肢8. ウ:d  エ:裏から表

この選択肢が答えになります。

まとめ

負電荷では、ローレンツ力の向きはフレミングの法則で求める向きと逆になります。

また、等速円運動の力の向きは常に向心方向です。

 

この向きは運動方向と垂直なので、加速、減速を伴わず、運動方向を変えます。

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