大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問37 (生物基礎(第1問) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問37(生物基礎(第1問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

ナツキさんとジュンさんは、DNAの抽出実験について話し合った。

ナツキ:今日の授業で、ブロッコリーの花芽からDNAを抽出したけど、花芽を使ったのはなぜかな。茎からも花芽と同じように抽出できるんじゃないかな。放課後に実験して調べてみようよ。
ジュン:じゃあ、授業と同じ簡易抽出方法(図1)で、花芽と茎を比べてみよう。
ナツキ:花芽を使ったときと同じように、茎を使っても白い繊維状の物質が出てきたよ。でも、同じ重さの花芽と茎を使ったのに、茎のほうが花芽より少ないね。
ジュン:その理由を考えようよ。花芽と茎の細胞を顕微鏡で観察したら違いが分かるんじゃないかな。

二人は、d花芽と茎を酸で処理し、細胞を解離した後、核を染色して、光学顕微鏡で観察した

ナツキ:濃く染まっているのが核だね。
ジュン:花芽と茎とを比較すると、花芽のほうが、( ア )から、DNAを多く得やすいんだね。だから、花芽を材料にしたんだね。
ナツキ:ところで、このe白い繊維状の物質は全部DNAなのかな。
ジュン:RNAはDNAと同様にヌクレオチドがつながってできた鎖状の物質だから、f白い繊維状の物質にはDNAのほかにRNAも含まれているんじゃないのかな。調べてみようよ。

下線部eに関連して、白い繊維状の物質に含まれるDNA量を、試薬Xを用いて測定した。試薬XはDNAに特異的に結合し、青色光が照射されるとDNA濃度に比例した強さの黄色光を発する。図3は、DNA濃度と黄色光の強さ(相対値)の関係を表したグラフである。
花芽10gから得られた白い繊維状の物質を水に溶かして4mLのDNA溶液を作り、試薬Xを使って調べたところ、0.6(相対値)の強さの黄色光を発した。この実験で花芽10gから得られたDNA量の数値として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
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  • 0.030[mg]
  • 0.075[mg]
  • 0.19[mg]
  • 0.30[mg]
  • 0.75[mg]
  • 1.9[mg]
  • 3.0[mg]

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