大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問45 (生物基礎(第3問) 問1)
問題文
年降水量の多い日本列島では、主にa気温によってバイオームが決まる。中部地方の内陸から東北地方を経て北海道南部にまで主に見られるバイオームは、ブナなどの落葉広葉樹が優占する夏緑樹林と、そこに生息する生物とから成立している。
ブナの葉を食うガであるブナアオシャチホコ(以下、ブナアオ)の幼虫は、しばしば大発生して一帯の葉を食いつくすことがある。bこの幼虫は、日当たりの良い林冠につくられる陽葉よりも、日当たりの悪い下層につくられる陰葉から食い始める。
cブナアオが大発生すると、その幼虫を食う甲虫のクロカタビロオサムシが追いかけるように大発生する。同様に、ブナアオの蛹(さなぎ)を栄養源とする菌類のサナギタケも大発生する。そのため、ブナアオの大発生は長続きしない。
下線部aについて、地球温暖化の進行により、今後100年間で年平均気温は2〜4℃上昇すると見積もられている。これにより、現在の中部地方において見られる図1のようなバイオームの分布が変化したとするとき、標高500mと標高1500mではそれぞれどのようなバイオームが成立すると予測されるか。予測の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問45(生物基礎(第3問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
年降水量の多い日本列島では、主にa気温によってバイオームが決まる。中部地方の内陸から東北地方を経て北海道南部にまで主に見られるバイオームは、ブナなどの落葉広葉樹が優占する夏緑樹林と、そこに生息する生物とから成立している。
ブナの葉を食うガであるブナアオシャチホコ(以下、ブナアオ)の幼虫は、しばしば大発生して一帯の葉を食いつくすことがある。bこの幼虫は、日当たりの良い林冠につくられる陽葉よりも、日当たりの悪い下層につくられる陰葉から食い始める。
cブナアオが大発生すると、その幼虫を食う甲虫のクロカタビロオサムシが追いかけるように大発生する。同様に、ブナアオの蛹(さなぎ)を栄養源とする菌類のサナギタケも大発生する。そのため、ブナアオの大発生は長続きしない。
下線部aについて、地球温暖化の進行により、今後100年間で年平均気温は2〜4℃上昇すると見積もられている。これにより、現在の中部地方において見られる図1のようなバイオームの分布が変化したとするとき、標高500mと標高1500mではそれぞれどのようなバイオームが成立すると予測されるか。予測の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
- 標高500m:夏緑樹林 標高1500m:夏緑樹林
- 標高500m:夏緑樹林 標高1500m:針葉樹林
- 標高500m:夏緑樹林 標高1500m:照葉樹林
- 標高500m:針葉樹林 標高1500m:夏緑樹林
- 標高500m:針葉樹林 標高1500m:照葉樹林
- 標高500m:照葉樹林 標高1500m:夏緑樹林
- 標高500m:照葉樹林 標高1500m:針葉樹林
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この過去問の解説 (1件)
01
日本は降水量が十分なので、バイオームは主に気温で決まります。
図1より、現在の中部地方のバイオームは標高500〜1500mにおいて、夏緑樹林だと読み取れます。
また、日本の山地では一般的に
・ 〜500 m : 照葉樹林
・ 500〜1500 m : 夏緑樹林
・ 1500〜2500 m : 針葉樹林
が成立しています。
地球温暖化の進行により、今後100年間で年平均気温は2〜4℃上昇すると見積もられています。すなわち、標高ごとにおけるバイオームの分布は、全体として高標高側にずれると考えられます。
・ 500〜1500 m : 照葉樹林
・ 1500〜2500 m : 夏緑樹林
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