共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問62 (地学基礎(第4問) 問1)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問62(地学基礎(第4問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

自然環境と災害に関する次の問いに答えよ。

地震と火山噴火の予測・予報について述べた文として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • すでに地震が発生した活断層では、将来地震が起こることはない。
  • 緊急地震速報では、地震の発生直前に地震動の大きさを予測している。
  • 地震は火山の直下では起きないので、噴火の予測には用いられない。
  • 山体の膨張などの地殻変動は、火山の噴火の予測に用いられる。

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この過去問の解説 (3件)

01

地震・火山の予測・予報に関する正しい知識を問う問題です。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. すでに地震が発生した活断層では、将来地震が起こることはない。

活断層は繰り返し活動することで知られています。一度動いたからといって、将来も安全というわけではありません。

そのため、この選択肢は誤りです。

選択肢2. 緊急地震速報では、地震の発生直前に地震動の大きさを予測している。

緊急地震速報は、地震発生後にP波(初期微動)を検知して、到達前にS波(主要動)の強さを予測・発表するシステムです。

「発生直前」に予測するのではなく、「発生後に素早く」予測するものです。

そのため、この選択肢は誤りです。

選択肢3. 地震は火山の直下では起きないので、噴火の予測には用いられない。

火山の直下でも地震(火山性地震)は発生します。

マグマの移動に伴う火山性地震は、噴火予測の重要な手がかりとなります。

そのため、この選択肢は誤りです。

選択肢4. 山体の膨張などの地殻変動は、火山の噴火の予測に用いられる。

マグマが地下に蓄積されると、山体が膨らむ(膨張する)地殻変動が起きます。

GPS観測や傾斜計によってこれを検知し、噴火予測に活用されています。

そのため、この選択肢は正しいです。

まとめ

・活断層は繰り返し活動する

・緊急地震速報はP波検知後に予測を行うもの

・火山性地震・地殻変動(山体膨張)は噴火予測に利用される

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02

この問題は、地震・火山予測について問う問題です。

 

選択肢1. すでに地震が発生した活断層では、将来地震が起こることはない。

活断層は繰り返し地震を起こす性質があります。

そのため、この選択肢は誤りとなります。

選択肢2. 緊急地震速報では、地震の発生直前に地震動の大きさを予測している。

緊急地震速報は、地震発生後にP波を検知して予測します。

そのため、「発生前」という部分が誤りとなります。

選択肢3. 地震は火山の直下では起きないので、噴火の予測には用いられない。

火山の地下では頻繁に火山性地震が発生します。これは、火山の噴火予測に重要な手掛かりとなります。よって、この選択肢は誤りとなります。

選択肢4. 山体の膨張などの地殻変動は、火山の噴火の予測に用いられる。

マグマが上昇すると地面が膨張します。これを観測して噴火を予測します。

よって、この選択肢は正しいと言えます。

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03

正解は、「山体の膨張などの地殻変動は、火山の噴火の予測に用いられる。」です。

火山は、地下のマグマの動きが原因で、地面がふくらむなどの変化が起きることがあり、これが噴火の手がかりになります。

選択肢1. すでに地震が発生した活断層では、将来地震が起こることはない。

誤りです。活断層は、過去に動いたことがある断層です。過去に地震が起きた断層でも、時間がたてば再び力がたまり、将来また地震が起きる可能性があります。

選択肢2. 緊急地震速報では、地震の発生直前に地震動の大きさを予測している。

誤りです。緊急地震速報は、地震が起きてから最初に届く小さな揺れ(P波)を観測し、その情報から、これから来る強い揺れ(S波)の強さや到達時間を見積もって知らせる仕組みです。
つまり、地震が起きる前に当てるものではなく、地震が始まったあとに早く知らせるものです。

選択肢3. 地震は火山の直下では起きないので、噴火の予測には用いられない。

誤りです。火山の近くや直下では、マグマの移動などで地震(火山性地震)が起きることがあります。こうした地震の増え方や場所の変化は、噴火の手がかりとして使われます。

選択肢4. 山体の膨張などの地殻変動は、火山の噴火の予測に用いられる。

適当です。山体がふくらむ、地面が持ち上がる、傾くなどの地殻変動は、地下でマグマや熱いガスが動いているサインになることがあります。観測データを組み合わせて、噴火の可能性を考える材料にします。

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