大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問70 (地学基礎(第4問) 問3)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問70(地学基礎(第4問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

地球の環境と自然災害に関する次の問いに答えよ。

地球外の天体に起因して、地球上での環境の変化や人類の活動への障害が生じる可能性がある。このことに関連して述べた次の文a・bの正誤の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

a  巨大な隕石が地球に衝突することを原因とした生物種の大量絶滅が、数万年ごとに生じている。
b  太陽表面での巨大なフレアは、地球での通信障害を引き起こす要因となる。
  • a:正  b:正
  • a:正  b:誤
  • a:誤  b:正
  • a:誤  b:誤

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この過去問の解説 (1件)

01

隕石が地球に衝突することで、生物種が大量に絶滅したのは、約6600万年前に起きたチクシュルーブ衝突の1回のみです。チクシュルーブ衝突というのは、いわゆる恐竜の絶滅のことです。このチクシュルーブ衝突では、巨大な隕石(直径約10kmほど)が地球(メキシコのユカタン半島あたり)に落ち、高さ数百メートルにも及ぶ津波と、世界規模の山火事が発生しました。衝突により巻き上がった塵やすすが地球全体を覆い、太陽光が届かなくなりました。

その結果、気温が急激に低下し、植物が光合成を出来ず、食物連鎖が崩壊し、恐竜を含む生物の約75%が絶滅しました。

地球では、他にも5回ほど大量絶滅が起きていますが、巨大隕石を原因とした大量絶滅はこのチクシュルーブ衝突のみです。

 

まず、「フレア」とは、太陽表面で起きる大規模な爆発現象です。フレアが発生する際に、強力なX線や紫外線、荷電粒子が放出されます。これらが放出されることで、電離層(地球上空にある電波を反射する層)が乱れます。その結果、デリンジャー現象という短波通信が途絶える現象が起きます。また、放出された荷電粒子が地球に到達することで、人工衛星の電子機器の誤作動やGPSの精度低下、衛星通信障害などが起こります。

よって、巨大なフレアが発生すると、強い電磁波や荷電粒子が発生し、地球の電離層や磁場が乱れ、通信障害が発生します。

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