大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問69 (地学基礎(第4問) 問2)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問69(地学基礎(第4問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

地球の環境と自然災害に関する次の問いに答えよ。

次の文章中の( ウ )・( エ )に入れる語の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

津波による被害は、その高さや内陸への侵入の程度によって異なる。津波の高さは、海の深さが浅くなるにつれて( ウ )なる。また、津波が押し寄せてから次に押し寄せるまでの時間(周期)は( エ )で、海水は、その周期の半分程度の時間にわたって、内陸に向かって流れ続ける。
  • ウ:低く  エ:数十秒
  • ウ:低く  エ:数十分
  • ウ:高く  エ:数十秒
  • ウ:高く  エ:数十分

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この過去問の解説 (1件)

01

「津波」とは何かについて考えましょう。

「津波」とは、海の表面だけの波ではなく、「海底から海面まで、海水全体がゆっくり上下する、非常に波長の長い波」というものです。

海の深さが浅くなると、津波は前に進みにくくなるので、後から来た波に押されて縦に高くなります。前に進めない分、上に盛り上がるイメージです。

逆に、海の深さが深くなると、波がスイスイ進むので、縦に盛り上がることなく、「低い波」が発生し続けます。

ここで重要なのが、「エネルギー保存の法則」です。

深い所から浅い所に波が移動することで、波の進む速度は徐々に低下していきます。後ろからどんどん押され続ける波は、どうなるのか。

波のエネルギーは、水深が深い所から浅い所に行ったところで、急には無くなりません。波のエネルギーが消滅する代わりに、エネルギーが「高さ」に変わるのです。

よって、海の深さが浅くなるにつれて、波は前に進みにくくなるので、後から来た波に押し出され、縦に「高く」なります。

 

津波が押し寄せてから次に押しよせるまでの時間(周期)についてです。

普段見る、海岸の普通の波なら数秒単位で波が来ます。普通の波とは、風によって表面のみが動く現象だからです。

しかし、津波はまた別物です。

津波は、海底の大地震から発生します。海底から表面まで海全体が動きます。海底から表面まで何十km~何百kmもある巨大なうねりとなります。海底から表面までに振動が伝えわるのには、長い時間がかかります。そして、次の振動が伝わるのも時間がかかります。一つ一つの津波は、発生するまでに数秒では発生せず、「数十分」ほどの時間がかかります。

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