大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問71 (物理(第1問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問71(物理(第1問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

次の問いに答えよ。

図1のように、水平面内の直線上をなめらかに運動する質量mAの台車Aを、同じ直線上をなめらかに運動する質量mBの台車Bに追突させる。台車Aにはばねが取り付けてある。図2は、このときの台車A、Bの衝突前後の速度vと時間tの関係を表すv―tグラフであり、速度の正の向きは図1の右向きである。次の文中の空欄(   )に入れる語句として最も適当なものを、選択肢のうちから一つ選べ。ただし、台車A、Bの車輪とばねの質量は、無視できるものとする。

台車Aの質量と台車Bの質量の比mA/mBは、(   )
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  • 0.5である。
  • 1.0である。
  • 1.5である。
  • 2.0である。
  • これだけでは定まらない。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題のように物体同士の衝突を扱う問題では、

「運動量保存の法則」を用います。

 

「運動量保存の法則」

2つの物体AとBについて

Aの質量をmA・速さをvA

Bの質量をmB・速さをvBとすると

外部から他の力がかからない状態で、

衝突や分裂をしても運動量(質量×速さ)の和

mAvA+mBvB が一定となる法則

 

衝突前の運動量の和が

0.6mA+0.3mB

衝突後の運動量の和が

0.4mA+0.7mB

であり、これが一定であることから等しいので、

0.6mA+0.3mB=0.4mA+0.7mB

0.2mA=0.4mB

より、

mA/mB=2.0

となります。

選択肢4. 2.0である。

正解です。

まとめ

力学の問題では「エネルギー保存則」や「運動量保存の法則」などさまざまな保存則が出てきますが、

・物体の衝突・分裂

・外部との力のやり取りがない

場合は「運動量保存の法則」で式を立ててみましょう。

参考になった数0

02

台車Aの質量と台車Bの質量の比mA/mBは、2.0です。

 

物体同士がぶつかる・接触する問題では、運動量保存則を使用して問題を解きます。

運動量保存則とは、衝突の前後で各物体の運動量の和が等しくなる法則です。

台車Aの質量をmA、台車Bの質量をmBとします。

衝突前後の速度は図2から読み取ります。(値が一定になっているときの速度を計算で使用します。)

速度の正の向きは図1の右向きであるため、速度は正の値になります。

各物体の運動量は質量と速度の積で求めます。まとめると以下の表のようになります。

衝突前物体A物体B衝突後物体A物体B
質量[kg]mAmB質量[kg]mAmB
質量[kg]0.60.3質量[kg]0.40.7
運動量[kg・m/s]0.6mA0.3mB運動量[kg・m/s]0.4mA0.7mB

運動量保存則を用いて、

衝突前の運動量の和 = 衝突後の運動量の和

0.6mA+0.3mB = 0.4mA+0.7mB

0.2mA = 0.4mB

mA/mB = 2.0

となります。

まとめ

物体同士がぶつかる・接触する問題では、運動量保存則を使用して問題を解きます。

質量と速度を求め運動量を計算します。

衝突の前後で等式を作り、式変形していきましょう。

参考になった数0