大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問128 (生物(第1問) 問3)
問題文
次の文章を読み、後の問いに答えよ。
現在、多くの生物で絶滅のおそれが高まり、(a)生物多様性の低下が懸念されている。近年、植物種Xの生息地は分断され、(b)個体数が減少しつつある。植物種Xは多年生の草本で、地下茎により越冬し、翌年まで生存した個体は前年と同じ位置から地上部を出す。植物種Xには三つの生育段階(芽生え、幼個体、開花個体)があり、種子から発芽した芽生えは、成長すると翌年は幼個体になる。幼個体は数年をかけて成長して開花個体になり、一度だけ開花したのち、枯死する。
動物の個体群における齢構成と同様に、植物の個体群における生育段階の構成から、個体数の増減の傾向を推測することができる。前問と同様の調査を生息地が分断されて小さくなった個体群でも行ったところ、大きな個体群では個体数が安定に維持されていたが、小さな個体群では開花個体当たりの種子数と発芽率が低下し、その状態が継続していると考えられた。また、小さな個体群は、大きな個体群とは生育段階の構成が異なり、個体数が減少しつつあることが読み取れた。分断された小さな個体群で観察されたと考えられる生育段階の構成として最も適当なものを、図2中の①〜⑤のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問128(生物(第1問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読み、後の問いに答えよ。
現在、多くの生物で絶滅のおそれが高まり、(a)生物多様性の低下が懸念されている。近年、植物種Xの生息地は分断され、(b)個体数が減少しつつある。植物種Xは多年生の草本で、地下茎により越冬し、翌年まで生存した個体は前年と同じ位置から地上部を出す。植物種Xには三つの生育段階(芽生え、幼個体、開花個体)があり、種子から発芽した芽生えは、成長すると翌年は幼個体になる。幼個体は数年をかけて成長して開花個体になり、一度だけ開花したのち、枯死する。
動物の個体群における齢構成と同様に、植物の個体群における生育段階の構成から、個体数の増減の傾向を推測することができる。前問と同様の調査を生息地が分断されて小さくなった個体群でも行ったところ、大きな個体群では個体数が安定に維持されていたが、小さな個体群では開花個体当たりの種子数と発芽率が低下し、その状態が継続していると考えられた。また、小さな個体群は、大きな個体群とは生育段階の構成が異なり、個体数が減少しつつあることが読み取れた。分断された小さな個体群で観察されたと考えられる生育段階の構成として最も適当なものを、図2中の①〜⑤のうちから一つ選べ。
- ①
- ②
- ③
- ④
- ⑤
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