共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問141 (生物(第4問) 問1)
問題文
生物部のユウキさんとレイさんは、水族館で水槽を眺めていた。そのとき、(a)魚のクマノミやエビがイソギンチャクと一緒にいる様子が目に留まった。二人は、これらの生物の系統と進化、生態について話をした。
ユウキ:そういえば、地球上での魚類の出現について、授業で習ったよね。たしか、原始的な魚類は、古生代に繁栄したんだよね。
レイ:エビと同じ門に分類される昆虫類が出現したのも古生代だよね。この時代は、生物が陸上に進出した時代だったと思うけど、陸上の乾燥した環境に適応した生物が繁栄するのは、(X)アンモナイト類の化石がたくさん出てくる中生代だったよね。
ユウキ:そうだね、(Y)完全には水辺から離れられない両生類が陸上に進出したのは古生代だし、この時代には植物の陸上進出も起こったよね。でも、植物のうち(Z)受精時に外界の水を必要としない被子植物が陸上で繁栄したのは中生代だったよね。
レイ:ところで、クマノミはイソギンチャクのそばにずっといるね。この2種の種間関係は(b)相利共生だって、先生が話していたのを思い出したよ。
ユウキ:よく見ると、(c)同じイソギンチャクのそばで暮らしているクマノミの体長が違うみたいだけど、順位制があるのかな。
レイ:水族館の飼育員さんにお願いして、調べてみようよ。
下線部(a)について、これらの動物が分類される三つの門のうち二つの門だけに共通する形態や発生の記述として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問141(生物(第4問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
生物部のユウキさんとレイさんは、水族館で水槽を眺めていた。そのとき、(a)魚のクマノミやエビがイソギンチャクと一緒にいる様子が目に留まった。二人は、これらの生物の系統と進化、生態について話をした。
ユウキ:そういえば、地球上での魚類の出現について、授業で習ったよね。たしか、原始的な魚類は、古生代に繁栄したんだよね。
レイ:エビと同じ門に分類される昆虫類が出現したのも古生代だよね。この時代は、生物が陸上に進出した時代だったと思うけど、陸上の乾燥した環境に適応した生物が繁栄するのは、(X)アンモナイト類の化石がたくさん出てくる中生代だったよね。
ユウキ:そうだね、(Y)完全には水辺から離れられない両生類が陸上に進出したのは古生代だし、この時代には植物の陸上進出も起こったよね。でも、植物のうち(Z)受精時に外界の水を必要としない被子植物が陸上で繁栄したのは中生代だったよね。
レイ:ところで、クマノミはイソギンチャクのそばにずっといるね。この2種の種間関係は(b)相利共生だって、先生が話していたのを思い出したよ。
ユウキ:よく見ると、(c)同じイソギンチャクのそばで暮らしているクマノミの体長が違うみたいだけど、順位制があるのかな。
レイ:水族館の飼育員さんにお願いして、調べてみようよ。
下線部(a)について、これらの動物が分類される三つの門のうち二つの門だけに共通する形態や発生の記述として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- 原口の反対側に口ができる。
- 脱皮により大きくなる。
- 中胚葉を持つ。
- 組織や器官を持つ。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
「『門の分類』なんざ知らないよ~」ってならないで、自分の武器(知識)をよく見直します。
すると、以下のように中学理科の範疇でも武器になる分類ができる生物ばかりなことに気づきます。
クマノミ:魚類(脊椎動物)
エビ:甲殻類(節足動物)
あとは高校の知識、動物10分類(海綿、刺胞、環形、軟体、輪形、扁形、節足、線形、棘皮、脊索)の使い時です。
イソギンチャクは刺胞動物の代表例ですから、基礎知識として瞬発的に出せるレベルで理解してください。
旧口動物と新口動物に分類します。
→旧:節足動物、新:脊索動物
※刺胞動物は旧口・新口の議論の舞台にもたたない二胚葉動物です。
今回の文は新口動物について論じでいるので、当てはまるのは一つ。
よって誤答選択肢です。
これは脱皮動物のことです。
分類学上、脱皮動物は「生物〉①三胚葉動物〉②旧口動物〉③脱皮動物」
①節足動物、脊索動物
②節足動物
③‐
今回の文は当てはまる動物はないです。
よって誤答選択肢です。
中胚葉は三胚葉動物しかもたないので、刺胞動物を除く2生物が持っています。
よって正答選択肢です。
生き物の定義に細胞についての記述があることはよく知られています。
動物の定義は消化・吸収をする従属栄養生物かつ多細胞生物ですから、消化に器官が要らないのは現実味がないですし、もちろんクマノミもエビもイソギンチャクも持っています。
よって、誤答選択肢です。
※からだの構成要素:固体〉器官〉組織〉細胞
参考になった数0
この解説の修正を提案する
02
ここで登場する3つの門は脊索動物門、節足動物門、刺胞動物門です。
原口の反対側に口ができるのは後口動物の特徴です。
脱皮により大きくなるのは、基本的には節足動物の特徴です。
一部の脊椎動物も皮膚の更新はあるため、広義としては2群にまたがる選択肢となります。
中胚葉はイソギンチャク(刺胞動物)にはないので2つに共通します。
「組織や器官をもつ」に関しては3つ全てに当てはまるため不適切です。
この問題は2つの門に共通する特徴を選ぶことです。
その中で最も適切なのは「脱皮により大きくなる」になります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
03
まず、アンモナイト類は軟体動物の一種で、中生代に繁栄しました。
その中で「三つの門」とは、脊索動物門・節足動物門・軟体動物門のことです。
原口の反対側に口ができるのは、脊索動物です。
二つの門に共通するわけではないので、この選択肢は誤りとなります。
脱皮により大きくなるのは、節足動物門のみです。
なので、この選択肢は誤りとなります。
中胚葉は、三胚葉(外胚葉・中胚葉・内胚葉)の一つです。
その中で中胚葉とは、筋肉、骨格、血管、腎臓などの組織や器官を形成します。
よって、軟体動物門には存在しないので、この選択肢は正しいと言えます。
組織や器官を持つのは、脊索動物門・節足動物門・軟体動物門の三つの門に共通するので、この選択肢は誤りとなります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問140)へ
令和4年度(2022年度)追・再試験 問題一覧
次の問題(問142)へ