大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問71 (物理(第1問) 問2(1))
問題文
次の文章中の( a )に入れる語句として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
図2のような理想気体の状態変化のサイクルA → B → C → Aを考える。
A → B:熱の出入りがないようにして、膨張させる。
B → C:熱の出入りができるようにして、定積変化で圧力を上げる。
C → A:熱の出入りができるようにして、等温変化で圧縮してもとの状態に戻す。
サイクルを一周する間、気体の内部エネルギーは( a )。
この間に気体がされた仕事の総和は( ア )であり、気体が吸収した熱量の総和は( イ )である。
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問71(物理(第1問) 問2(1)) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章中の( a )に入れる語句として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
図2のような理想気体の状態変化のサイクルA → B → C → Aを考える。
A → B:熱の出入りがないようにして、膨張させる。
B → C:熱の出入りができるようにして、定積変化で圧力を上げる。
C → A:熱の出入りができるようにして、等温変化で圧縮してもとの状態に戻す。
サイクルを一周する間、気体の内部エネルギーは( a )。
この間に気体がされた仕事の総和は( ア )であり、気体が吸収した熱量の総和は( イ )である。
- 増加する
- 一定の値を保つ
- 変化するがもとの値に戻る
- 減少する
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この過去問の解説 (2件)
01
解答 a: 変化するがもとの値に戻る
解説
「サイクルを一周する間、気体の内部エネルギーは( a )。」
の穴埋め問題です。
理想気体ではpもVも同じ値の状態であれば
内部エネルギーは同じ値なので(補足参照)、
サイクルを一周すると正味の内部エネルギー変化はゼロになります。
サイクルを一周する間に温度が変化している(A→Bで温度が低下している)
ので途中で内部エネルギーは変化しています。
よって答えは a: 変化するがもとの値に戻る となります。
【補足】
・理想気体の状態方程式: pV=nRT
・粒子数が変動しないとき、理想気体の内部エネルギーは温度のみで決まる
より
「圧力と体積の積pVが等しい」
⇔「温度Tが等しい」
⇔「内部エネルギーUが等しい」
この選択肢が正解となります。
以下の2点を押さえましょう。
・熱サイクル一周で正味の内部エネルギー変化はゼロ
・粒子数一定の理想気体では「温度変化あり⇔内部エネルギー変化あり」
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02
この問題では、理想気体が A → B → C → A と一周して元の状態に戻るサイクル変化を考えます。理想気体の内部エネルギーは温度だけで決まる状態量であるため、1周期後の内部エネルギーは初めと同じになります。
1周期後は初期状態に戻るので、内部エネルギーが増えたままになることはない。
各過程で温度が変わるため、途中では内部エネルギーも変化します。
状態量である内部エネルギーは、最終状態が同じなら元に戻ります。
周期運動で内部エネルギーが減少し続けることはありません。
「状態量・サイクル・一周」の3語が出たら、変化量は0 と即判断するのが共通テストの定石となっています。必ず覚えておきましょう。
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