大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問110 (化学(第2問) 問4(1))
問題文
H2O2の分解反応は次の式(3)で表され、水溶液中での分解反応速度はH2O2の濃度に比例する。H2O2の分解反応は非常に遅いが、酸化マンガン(Ⅳ)MnO2を加えると反応が促進される。
2H2O2 → 2H2O+O2・・・(3)
試験管に少量のMnO2の粉末とモル濃度0.400mol/Lの過酸化水素水10.0mLを入れ、一定温度20℃で反応させた。反応開始から1分ごとに、それまでに発生したO2の体積を測定し、その物質量を計算した。10分までの結果を表lと図2に示す。ただし、反応による水溶液の体積変化と、発生したO2の水溶液への溶解は無視できるものとする。
H2O2の水溶液中での分解反応に関する記述として誤りを含むものはどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問110(化学(第2問) 問4(1)) (訂正依頼・報告はこちら)
H2O2の分解反応は次の式(3)で表され、水溶液中での分解反応速度はH2O2の濃度に比例する。H2O2の分解反応は非常に遅いが、酸化マンガン(Ⅳ)MnO2を加えると反応が促進される。
2H2O2 → 2H2O+O2・・・(3)
試験管に少量のMnO2の粉末とモル濃度0.400mol/Lの過酸化水素水10.0mLを入れ、一定温度20℃で反応させた。反応開始から1分ごとに、それまでに発生したO2の体積を測定し、その物質量を計算した。10分までの結果を表lと図2に示す。ただし、反応による水溶液の体積変化と、発生したO2の水溶液への溶解は無視できるものとする。
H2O2の水溶液中での分解反応に関する記述として誤りを含むものはどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- 少量の塩化鉄(Ⅲ)FeCl3水溶液を加えると、反応速度が大きくなる。
- 肝臓などに含まれるカタラーゼを適切な条件で加えると、反応速度が大きくなる。
- MnO2の有無にかかわらず、温度を上げると反応速度が大きくなる。
- MnO2を加えた場合、反応の前後でマンガン原子の酸化数が変化する。
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