共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問117 (化学(第3問) 問3(2))
問題文
必要があれば、原子量は次の値を使うこと。
H 1.0 Li 6.9 Be 9.0 C 12 O 16 Na 23 Mg 24 S 32
K 39 Ca 40 I 127
気体は、実在気体とことわりがない限り、理想気体として扱うものとする。
1族、2族の金属元素に関する次の問いに答えよ。
金属X、Yは、1族元素のリチウムLi、ナトリウムNa、カリウムK、2族元素のベリリウムBe、マグネシウムMg、カルシウムCaのいずれかの単体である。Xは希塩酸と反応して水素H2を発生し、Yは室温の水と反応してH2を発生する。そこで、さまざまな質量のX、Yを用意し、Xは希塩酸と、Yは室温の水とすべて反応させ、発生したH2の体積を測定した。反応させたX、Yの質量と、発生したH2の体積(0℃、1.013✕105Paにおける体積に換算した値)との関係を図2に示す。
このとき、Yとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、気体定数はR=8.31✕103Pa・L/(K・mol)とする。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問117(化学(第3問) 問3(2)) (訂正依頼・報告はこちら)
必要があれば、原子量は次の値を使うこと。
H 1.0 Li 6.9 Be 9.0 C 12 O 16 Na 23 Mg 24 S 32
K 39 Ca 40 I 127
気体は、実在気体とことわりがない限り、理想気体として扱うものとする。
1族、2族の金属元素に関する次の問いに答えよ。
金属X、Yは、1族元素のリチウムLi、ナトリウムNa、カリウムK、2族元素のベリリウムBe、マグネシウムMg、カルシウムCaのいずれかの単体である。Xは希塩酸と反応して水素H2を発生し、Yは室温の水と反応してH2を発生する。そこで、さまざまな質量のX、Yを用意し、Xは希塩酸と、Yは室温の水とすべて反応させ、発生したH2の体積を測定した。反応させたX、Yの質量と、発生したH2の体積(0℃、1.013✕105Paにおける体積に換算した値)との関係を図2に示す。
このとき、Yとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、気体定数はR=8.31✕103Pa・L/(K・mol)とする。
- Li
- Na
- K
- Be
- Mg
- Ca
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この過去問の解説 (2件)
01
選択肢のうち、1族金属(Li、Na、K)は水と反応します。2族金属(Be、Mg、Ca)のうち、BeとMgは室温の水とほとんど反応しませんが、Caは反応します。よって、金属YはLi、Na、K、Caのいずれかです。
図2より、金属の質量が20mgのとき、発生した水素の体積は≈10mL程度であると考えられます。
水素10mLの物質量はPV=nRTより
n=(1.0×105)(1.0×10-2)/[(8.31×10-3)×273]≒4.5×10-4mol
金属Yが1族金属(Li、Na、K)とすると、水との反応式は以下のようになります。
2Y+2H2O→2YOH+H2↑
Li:6.9×2×4.5×10-4≒6.2×10-3→約6.2mg
Na:23×2×4.5×10-4≒20.7×10-3→約20.7mg
K:39×2×4.5×10-4≒35.1×10-3→約35.1mg
金属Yが2族金属(
Be、Mg、Ca)とすると、水との反応式は以下のようになります。Ca+2HOH→Ca(OH)2+H2↑
Ca:40×4.5×10-4≒18.0×10-3→約18.0mg
となり、Na:約20.7mgが最も適当です。
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02
金属Yは1族または2族の元素なので、Yが室温の水H2Oと反応した時、1価か2価の陽イオンになります。
YがH2Oと反応した時、b価の陽イオンになったとすると
Y+bH2O→Y(OH)b+b/2H2
図2より、Yの質量が46mgの時、水素H2が22.4mL発生していると読み取れるので、0℃、1.013×103Paという条件下なので、Yの原子量をMとすると
46×10-3g/M(g/mol)✕b/2=22.4×10-3L/22.4L/mol
これよりM=23b
問題文中の金属の原子量からb=1となり、M=23で、YはナトリウムNaということが分かります。
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