共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問116 (化学(第3問) 問3(1))
問題文
必要があれば、原子量は次の値を使うこと。
H 1.0 Li 6.9 Be 9.0 C 12 O 16 Na 23 Mg 24 S 32
K 39 Ca 40 I 127
気体は、実在気体とことわりがない限り、理想気体として扱うものとする。
1族、2族の金属元素に関する次の問いに答えよ。
金属X、Yは、1族元素のリチウムLi、ナトリウムNa、カリウムK、2族元素のベリリウムBe、マグネシウムMg、カルシウムCaのいずれかの単体である。Xは希塩酸と反応して水素H2を発生し、Yは室温の水と反応してH2を発生する。そこで、さまざまな質量のX、Yを用意し、Xは希塩酸と、Yは室温の水とすべて反応させ、発生したH2の体積を測定した。反応させたX、Yの質量と、発生したH2の体積(0℃、1.013✕105Paにおける体積に換算した値)との関係を図2に示す。
このとき、Xとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、気体定数はR=8.31✕103Pa・L/(K・mol)とする。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問116(化学(第3問) 問3(1)) (訂正依頼・報告はこちら)
必要があれば、原子量は次の値を使うこと。
H 1.0 Li 6.9 Be 9.0 C 12 O 16 Na 23 Mg 24 S 32
K 39 Ca 40 I 127
気体は、実在気体とことわりがない限り、理想気体として扱うものとする。
1族、2族の金属元素に関する次の問いに答えよ。
金属X、Yは、1族元素のリチウムLi、ナトリウムNa、カリウムK、2族元素のベリリウムBe、マグネシウムMg、カルシウムCaのいずれかの単体である。Xは希塩酸と反応して水素H2を発生し、Yは室温の水と反応してH2を発生する。そこで、さまざまな質量のX、Yを用意し、Xは希塩酸と、Yは室温の水とすべて反応させ、発生したH2の体積を測定した。反応させたX、Yの質量と、発生したH2の体積(0℃、1.013✕105Paにおける体積に換算した値)との関係を図2に示す。
このとき、Xとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、気体定数はR=8.31✕103Pa・L/(K・mol)とする。
- Li
- Na
- K
- Be
- Mg
- Ca
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この過去問の解説 (2件)
01
選択肢のすべての金属元素が希塩酸と反応して水素を発生するため、水素の発生量と反応した金属Xの量を比較します。
図2より、金属の質量が10mgのとき、発生した水素の体積は≈10mL程度であると考えられます。
水素10mLの物質量はPV=nRTより
n=(1.0×105)(1.0×10-2)/(8.31×10-3)×273≒4.5×10-4mol
金属Xが1族金属(Li、Na、K)とすると、希塩酸との反応式は以下のようになります。
2X+2HCl→2XCl+H2↑
Li:6.9×2×4.5×10-4≒6.2×10-3→約6.2mg
Na:23×2×4.5×10-4≒20.7×10-3→約20.7mg
K:39×2×4.5×10-4≒35.1×10-3→約35.1mg
金属Xが2族金属(Be、Mg、Ca)とすると、希塩酸との反応式は以下のようになります。
X+2HCl→XCl2+H2↑
Be:9.0×4.5×10-4≒4.1×10-3→約4.1mg
Mg:24×4.5×10-4≒10.8×10-3→約10.8mg
Ca:40×4.5×10-4≒18.0×10-3→約18.0mg
となり、Mg:約10.8mgが最も適当です。
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02
金属Xは1族または2族の元素なので、Xが希塩酸HClと反応した時、1価か2価の陽イオンになります。
XがHClと反応した時、a価の陽イオンになったとすると
X+aHCl→XCla+a/2H2
図2より、Xの質量が24mgの時、水素H2が22.4mL発生していると読み取れるので、0℃、1.013×103Paという条件下なので、Xの原子量をMとすると
24×10-3g/M(g/mol)✕a/2=22.4×10-3L/22.4L/mol
これよりM=12a
問題文中の金属の原子量からa=2となり、M=24で、XはマグネシウムMgということが分かります。
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