大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問106 (化学(第5問) 問1)
問題文
(a)モノマー間の共有結合だけで網目状の立体構造をつくっている高分子や、架橋構造(橋かけ構造)により網目状の立体構造をつくっている高分子は、機能性高分子などとして身のまわりで多く利用されている。(b)ポリアクリル酸ナトリウムに架橋構造をもたせ、網目状の立体構造となった高分子は、高吸水性樹脂(吸水性高分子)として利用されている。この高吸水性樹脂内部には電離する官能基―COONaが存在する。(c)高吸水性樹脂を水に浸すと、水分子が樹脂の中に吸収され、樹脂の内側と外側でイオン濃度が異なるため浸透圧が生じる。すると水分子がさらに吸収され、網目が広がって図1のように樹脂が膨らむが、分子鎖が共有結合で架橋されているため、樹脂内に一定量の水が保持された状態で吸水がとまる。浸透圧については、希薄溶液では一般にファントホッフの法則が成り立つ。(d)ファントホッフの法則を用いると、浸透圧や溶質の分子量を決定することができる。
下線部(a)に関して、網目状の立体構造をもたない高分子はどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問106(化学(第5問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
(a)モノマー間の共有結合だけで網目状の立体構造をつくっている高分子や、架橋構造(橋かけ構造)により網目状の立体構造をつくっている高分子は、機能性高分子などとして身のまわりで多く利用されている。(b)ポリアクリル酸ナトリウムに架橋構造をもたせ、網目状の立体構造となった高分子は、高吸水性樹脂(吸水性高分子)として利用されている。この高吸水性樹脂内部には電離する官能基―COONaが存在する。(c)高吸水性樹脂を水に浸すと、水分子が樹脂の中に吸収され、樹脂の内側と外側でイオン濃度が異なるため浸透圧が生じる。すると水分子がさらに吸収され、網目が広がって図1のように樹脂が膨らむが、分子鎖が共有結合で架橋されているため、樹脂内に一定量の水が保持された状態で吸水がとまる。浸透圧については、希薄溶液では一般にファントホッフの法則が成り立つ。(d)ファントホッフの法則を用いると、浸透圧や溶質の分子量を決定することができる。
下線部(a)に関して、網目状の立体構造をもたない高分子はどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- フェノール樹脂
- 尿素樹脂
- アルキド樹脂
- スチロール樹脂(ポリスチレン)
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この過去問の解説 (2件)
01
合成樹脂に関する問題です。
網目状の立体構造を持つものは「熱硬化性樹脂」と呼ばれ、非常に少数です。
ベークライトとも呼ばれます。
熱硬化性樹脂で、電気器具などが主な用途です。
エリア樹脂とも呼ばれます。
熱硬化性樹脂で、食器などに使用されます。
無水フタル酸とグリセリンとの縮合重合により作られ、立体網目状になったエステル結合を持ちます。
塗料などに用いられます。
付加重合によって作られる合成樹脂です。
熱可塑性樹脂であり、鎖状構造をとります。
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02
樹脂についての問題です。
網目状の樹脂の多くは、熱に強く、熱可塑性樹脂と呼ばれています。
鎖状の樹脂の多くは、熱を加えると柔らかくなる熱可塑性樹脂と呼ばれています。
誤りです。
網目状(熱硬化性樹脂)です。
誤りです。
網目状(熱硬化性樹脂)です。
誤りです。
網目状(熱硬化性樹脂)です。
正しいです。
鎖状(熱可塑性樹脂)です。
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