大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問116 (生物(第2問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問116(生物(第2問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

哺乳類では、卵の細胞膜の外側は、複数のタンパク質を含む卵膜と呼ばれる膜で取り囲まれている。受精の際には、精子はまず卵膜に結合し、その後、卵に進入する。卵膜は、その卵と同じ種の精子のみが結合できる仕組みや、(a)受精後、それ以上の精子が卵に進入しないようにする仕組みに関わっている。また、卵膜は、受精後もしばらくの間は胚を取り囲み、胚を保護する。
哺乳類の卵膜に含まれるタンパク質Xについて、卵膜と精子との結合における働きを調べるため、2種の哺乳類(種A、種B)を用いて実験1・実験2を行った。

実験1
タンパク質Xの働きを失わせた種A(以下、変異体x)から未受精卵を得た。さらに、変異体xに種Aのタンパク質X(以下、XA)や種Bのタンパク質X(以下、XB)の遺伝子を導入して、卵膜にXA、XB、またはXAとXBの両方を発現する未受精卵を得た。各未受精卵を入れたペトリ皿に、種Aまたは種Bの精子を加え、卵膜に精子が結合するか調べたところ、表1の結果が得られた。

実験2
図1は、タンパク質Xと、タンパク質Xの一部に相当するポリペプチドPを模式的に示したものである。変異体xに種AのポリペプチドP(以下、PA)、または種BのポリペプチドP(以下、PB)の遺伝子を導入して、卵膜にPAまたはPBを発現する未受精卵を得た。各未受精卵を入れたペトリ皿に、種Aまたは種Bの精子を加え、卵膜に精子が結合するか調べたところ、表2の結果が得られた。

実験1・実験2の結果から導かれる記述として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 種Aの未受精卵の卵膜に種Bの精子が結合するためには、卵膜にタンパク質XAが存在する必要がある。
  • 種Aの未受精卵の卵膜に種Bの精子が結合するためには、タンパク質XBのうち、ポリペプチドPB以外の部分は必要ない。
  • 種Aの未受精卵の卵膜にタンパク質XBが存在すると、種Aの精子の卵膜への結合が妨げられる。
  • ポリペプチドPAとポリペプチドPBのアミノ酸配列は同じである。
  • 種Aの未受精卵の卵膜にポリペプチドPAが存在すると、種Aの精子は、ポリペプチドPAと直接結合する。

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