大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問118 (生物(第1問) 問3)
問題文
納豆は大豆を原料として、稲わらに付着している納豆菌の働きを利用して作ることができる。自然界では、(a)納豆菌は稲わら中に含まれる糖を分解することでエネルギーを得ていると考えられる。稲わら中には、糖の成分として炭素を6個含むグルコースだけでなく、炭素を5個含むキシロースなども含まれている。
納豆菌に近縁の細菌Nは、グルコースだけでなくキシロースもエネルギー源として利用することができる。細菌Nのキシロースの代謝には、キシロースオペロンを構成する遺伝子からつくられる酵素が必要である。
グルコースとキシロースの両方を含む培地(以下、混合糖培地)における、細菌Nの増殖を調べるため、実験1を行った。
実験1
細菌Nの野生株を混合糖培地で培養し、培地中の細胞数とそれぞれの糖の濃度の変化を調べた。同時に、そのときのキシロースオペロンの発現量を調べた。図1は、その結果を示したものである。また、野生株とは糖の利用の仕方が異なる変異株Mを同様に培養し、細胞数と糖濃度の変化を調べたところ、図2の結果が得られた。なお、図1と図2で、培養開始時の細胞数は同じである。
図1から、細菌Nのキシロースオペロンの発現制御について、次のような仮説を立てた。
「キシロースオペロンは、キシロースが存在すると発現するが、グルコースが存在するとキシロースが存在しても発現は抑制される」
しかし、図1からは、「キシロースオペロンの発現は、グルコースのみによって制御される」という可能性も考えられる。この可能性を検討するためには、次の条件a〜dのうち、どの条件で培養したときのキシロースオペロンの発現量を比較すればよいか。その組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
a グルコースのみを含む培地
b キシロースのみを含む培地
c グルコースとキシロースのどちらも含まない培地
d 混合糖培地
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問118(生物(第1問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
納豆は大豆を原料として、稲わらに付着している納豆菌の働きを利用して作ることができる。自然界では、(a)納豆菌は稲わら中に含まれる糖を分解することでエネルギーを得ていると考えられる。稲わら中には、糖の成分として炭素を6個含むグルコースだけでなく、炭素を5個含むキシロースなども含まれている。
納豆菌に近縁の細菌Nは、グルコースだけでなくキシロースもエネルギー源として利用することができる。細菌Nのキシロースの代謝には、キシロースオペロンを構成する遺伝子からつくられる酵素が必要である。
グルコースとキシロースの両方を含む培地(以下、混合糖培地)における、細菌Nの増殖を調べるため、実験1を行った。
実験1
細菌Nの野生株を混合糖培地で培養し、培地中の細胞数とそれぞれの糖の濃度の変化を調べた。同時に、そのときのキシロースオペロンの発現量を調べた。図1は、その結果を示したものである。また、野生株とは糖の利用の仕方が異なる変異株Mを同様に培養し、細胞数と糖濃度の変化を調べたところ、図2の結果が得られた。なお、図1と図2で、培養開始時の細胞数は同じである。
図1から、細菌Nのキシロースオペロンの発現制御について、次のような仮説を立てた。
「キシロースオペロンは、キシロースが存在すると発現するが、グルコースが存在するとキシロースが存在しても発現は抑制される」
しかし、図1からは、「キシロースオペロンの発現は、グルコースのみによって制御される」という可能性も考えられる。この可能性を検討するためには、次の条件a〜dのうち、どの条件で培養したときのキシロースオペロンの発現量を比較すればよいか。その組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
a グルコースのみを含む培地
b キシロースのみを含む培地
c グルコースとキシロースのどちらも含まない培地
d 混合糖培地
- a,b
- a,c
- a,d
- b,c
- b,d
- c,d
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