共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問52 (生物基礎(第3問) 問3)
問題文
土壌中に存在する生きている種子を埋土種子(まいどしゅし)という。(a)埋土種子の種類や量は、その場所の植生や環境などによって異なる。(b)植生が破壊されるような撹乱(かくらん)が起こっても、土壌が残っていれば再び植生が形成されやすく、このとき埋土種子が大きな役割を果たす場合が多い。
下線部(b)に関連して、二次遷移における植生の形成初期に関する記述として適当でないものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問52(生物基礎(第3問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
土壌中に存在する生きている種子を埋土種子(まいどしゅし)という。(a)埋土種子の種類や量は、その場所の植生や環境などによって異なる。(b)植生が破壊されるような撹乱(かくらん)が起こっても、土壌が残っていれば再び植生が形成されやすく、このとき埋土種子が大きな役割を果たす場合が多い。
下線部(b)に関連して、二次遷移における植生の形成初期に関する記述として適当でないものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- 陽生植物が優占する。
- 水分や栄養塩類の乏しい環境で生育できる種が優占する。
- 分解者の働きによって、植物の落葉や落枝から無機物が生じる。
- 一次遷移に比べて、遷移の進行が速い。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、一次遷移と二次遷移の違いが理解できているかがポイントとなります。また、「適当でないものを選ぶ」という点にも注意しましょう。
この文章は適当です。
問題文にある、植生が破壊されるような撹乱(かくらん)が起きるとは、ギャップが形成されて、日光が当たりやすい環境が生まれたと推測できます。二次遷移は、そうしたギャップで陽性植物が発生することから始まるため、この選択肢は適当であると言えます。
この文章は適当でないため、解答としては正解となります。
「水分や栄養塩類の乏しい環境で生育できる種が優占する。」というのは、一次遷移の条件です。二次遷移は、すでにあった植生の撹乱によって起きるため、水分や栄養塩類は豊かな状態で発生します。
この文章は適当です。
土壌が残っているということは、すでにあった植生に対して生息していた分解者の働きが残っていると言えるため、植物の落葉や落枝から無機物が生じると言えます。
この文章は適当です。
二次遷移は一次遷移と比較して、すでに土壌栄養素などが豊富であり、埋土種子も多く存在していることから、水分条件などの環境が良ければ遷移の進行は早くなると考えられるため、この選択肢は適当であると言えます。
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02
土壌や埋土種子が残った状態から始まる遷移を「二次遷移」といいます。
「適当でないものを選ぶ」問題です。その点を注意して選択肢をみていきましょう。
これは誤りです。
植生が破壊された場所は日光が直接地面に降り注ぐので、非常に明るいです。
「陽生植物」は強い光を好んで育つため、最初に侵入、優占します。
陽生植物・・・一年生雑草、ススキなどの陽生多年草
これは正解です。
水分や栄養塩類の乏しい環境で生育できる種が優占するのは一次遷移の特徴です。
二次遷移は有機物や水分、栄養塩類がすでにある状態から育つので、乏しい環境で育つ種が優占する必要がなく、残された栄養を活用して育つ種が優占します。
これは誤りです。
二次遷移が始まる場所は破壊された植物の残骸(落葉、落枝など)が多くあります。これらを土壌の微生物が分解し、植物の栄養になる無機物を生み出し、成長を促します。
これは誤りです。
二次遷移は一次遷移と比べて、すでに水分や栄養があり、根や埋土種子がスタンバイしている状態から育つので、植物の定着も早く遷移の進行も早くなります。
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