共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問55 (生物基礎(第3問) 問6)
問題文
ヒビキさんとイブキさんは、生態系のバランスについて話し合った。
ヒビキ:ラッコがいなくなると、ウニが増えて海藻の林が消滅しちゃうんだって。ラッコみたいに(c)生態系のバランスを保つのに重要な役割を果たしている捕食者を、キーストーン種っていうそうだよ。
イブキ:教科書では、海岸のヒトデがキーストーン種の例になっているよ。ヒトデを取り除くと、岩礁はイガイっていう二枚貝で一面覆われちゃうんだって。
ヒビキ:へー、そうなんだね。そういえば、日本のトキは、中国から再導入されて今は増えてきているけれど、一度絶滅した鳥だよね。トキが絶滅したことで生態系のバランスは変化したのかな。
イブキ:少なくとも、再導入の前後で生態系のバランスが変化したっていう話は聞かないね。
ヒビキ:(d)ヒトデとトキとで、生態系への影響が違う理由は何だろう。
下線部(d)に関連して、図1は、ヒトデとトキのそれぞれについて、食う―食われるの関係を表している。生態系のバランスに与える影響が、ヒトデとトキとで異なる理由に関する後の文章中の( ア )〜( ウ )に入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
ヒトデもトキも、複数の動物種を食べる( ア )という点で共通している。しかし、トキが食べる動物種には、イガイのように生息場所や食物を独占する種はいない。また、ヒトデと比べて、トキは採餌する環境が( イ )ので、トキが食べる動物種の間の関わりは( ウ )。これらのことが、トキがいなくなっても生態系のバランスが大きく変わらない理由と考えられる。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問55(生物基礎(第3問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
ヒビキさんとイブキさんは、生態系のバランスについて話し合った。
ヒビキ:ラッコがいなくなると、ウニが増えて海藻の林が消滅しちゃうんだって。ラッコみたいに(c)生態系のバランスを保つのに重要な役割を果たしている捕食者を、キーストーン種っていうそうだよ。
イブキ:教科書では、海岸のヒトデがキーストーン種の例になっているよ。ヒトデを取り除くと、岩礁はイガイっていう二枚貝で一面覆われちゃうんだって。
ヒビキ:へー、そうなんだね。そういえば、日本のトキは、中国から再導入されて今は増えてきているけれど、一度絶滅した鳥だよね。トキが絶滅したことで生態系のバランスは変化したのかな。
イブキ:少なくとも、再導入の前後で生態系のバランスが変化したっていう話は聞かないね。
ヒビキ:(d)ヒトデとトキとで、生態系への影響が違う理由は何だろう。
下線部(d)に関連して、図1は、ヒトデとトキのそれぞれについて、食う―食われるの関係を表している。生態系のバランスに与える影響が、ヒトデとトキとで異なる理由に関する後の文章中の( ア )〜( ウ )に入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
ヒトデもトキも、複数の動物種を食べる( ア )という点で共通している。しかし、トキが食べる動物種には、イガイのように生息場所や食物を独占する種はいない。また、ヒトデと比べて、トキは採餌する環境が( イ )ので、トキが食べる動物種の間の関わりは( ウ )。これらのことが、トキがいなくなっても生態系のバランスが大きく変わらない理由と考えられる。
- ア:一次消費者 イ:限られている ウ:強い
- ア:一次消費者 イ:限られている ウ:弱い
- ア:一次消費者 イ:多様な ウ:強い
- ア:一次消費者 イ:多様な ウ:弱い
- ア:二次以上の消費者 イ:限られている ウ:強い
- ア:二次以上の消費者 イ:限られている ウ:弱い
- ア:二次以上の消費者 イ:多様な ウ:強い
- ア:二次以上の消費者 イ:多様な ウ:弱い
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、選択肢を確認しながら一つづつ整理しましょう。
アは一次消費者か二次以上の消費者かを選択します。生態系において、一次消費者とは草食動物のことを指します。よって図1から、ヒトデとトキは肉食動物と判断できるので、二次以上の消費者と言えます。
次にイですが、図1から、ヒトデの餌となる貝類の主な生息域は岩礁と推測されます。一方トキの餌となる生物は、水中生物、陸上性の昆虫、土中生物と生息域が多岐に渡ります。よってトキ採餌する環境は多様であると言えます。
最後にウですが、生物間の関わりが強いとは、餌となる生物同士の生存競争が激しいことを指し、逆に弱いとは、生物間競争が弱いと考えられます。イの選択肢から、ヒトでの餌となる生物の生息環境は限られているため、生存競争が激しいと考えられます。一方トキの餌となる生物の生息環境は多様なため、生存競争が起きにくいと言えます。よってウは「弱い」が正しいです。
以上から、ア「ニ次以上の消費者」、イ「多様」、ウ「弱い」が正しいです。
この選択肢が正しいです。
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02
(ア)ヒトデとトキは一次消費者か?二次消費者以上か?
一次消費者・・・草食動物
二次以上の消費者・・・肉食動物
ヒトデもトキも貝やカエル、ドジョウなどを食べているため草食動物ではありません。したがって(ア)に入るヒトデとトキの共通点は「二次以上の消費者」
(イ)トキは採餌する環境が限られているか?多様か?
・ヒトデの活動環境・・・狭い岩場(生育環境が限られている)
・トキの活動環境・・・草地や川、田んぼなど(生育環境が多様)
(ウ)トキが食べる動物種の関りは強い?弱い?
ヒトデは生育環境が狭い岩場なので、生き物同士の場所の取り合いが非常に激しいです。(=関わりが強い)
特にイガイを放っておくと他の生き物を追い出してしまうので、ヒトデはこのイガイを食べることによって生物の共存にひと役かっています。
トキは生育環境が多様です。
様々な生き物を食べる上に、そこには生育環境を独占してしまうような強い種がいないので、生き物同士の生存争いがヒトデの生育環境に比べて緩やかです。(=関わりが弱い)
したがって答えは(ア)二次以上の消費者、(イ)多様な、(ウ)弱い
これは誤りです。
これは誤りです。
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これは誤りです。
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これは誤りです。
これは誤りです。
これは正解です。
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