共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問59 (地学基礎(第1問) 問4)
問題文
地表の岩石が風化する過程や、それによってできる粒子に関連することがらについて述べた文として誤っているものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問59(地学基礎(第1問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
地表の岩石が風化する過程や、それによってできる粒子に関連することがらについて述べた文として誤っているものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- 気温が低く、降水量が少ない地域では、物理的風化よりも化学的風化が進みやすい。
- ドリーネなどのカルスト地形は、二酸化炭素の溶け込んだ弱い酸性の雨水に石灰岩が溶けて形成される。
- 岩石の表面から風化が進み、うすくはがれる構造ができることを玉ねぎ状風化という。
- 河川が山地から平野に流れ出る場所では、風化によって形成され、河川によって運ばれる粒子のうち、砂や礫(れき)などの粗い粒子が堆積して扇状地が形成される。
正解!素晴らしいです
残念...
画像拡大
この過去問の解説 (3件)
01
この問題は、岩石の風化の種類と、風化でできた粒子が運ばれて地形や地層をつくる過程について問われています。
風化には、大きく分けて物理的風化と化学的風化があります。
・物理的風化:岩石が割れたり砕けたりして、小さくなるだけで成分は変わらない。
・化学的風化:水や酸素などと反応して、岩石の成分そのものが変化する。
化学的風化は、水を必要とするため、高温・多雨の地域ほど進みやすくなります。
一方、気温が低く、降水量が少ない地域では、水が少ないため化学的風化は進みにくく、凍結と融解による岩石の破壊など、物理的風化が起こりやすくなります。
よって、この選択肢は誤りとなります。
雨水には、空気中や土壌中の二酸化炭素が溶け込み、弱い酸性になります。この水が石灰岩を少しずつ溶かすことで、ドリーネや鍾乳洞などのカルスト地形が形成されます。
よって、この選択肢は正しいと言えます。
岩石の表面から風化が進むと、表面が何枚も薄くはがれることがあります。その様子が玉ねぎの皮に見える事から、「玉ねぎ状風化」と呼ばれています。
よって、この選択肢は正しいと言えます。
山地から流れてきた河川は、平野に出ると急激に流れが弱くなります。そのため、重くて大きい礫や砂から先に堆積し、扇状地が形成されます。細かい泥や粘土はさらに下流まで運ばれます。
よって、この選択肢は正しいと言えます。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
02
この問題は、岩石の風化の種類と、風化でできた粒子が運搬・堆積して地形や地層をつくる過程を理解しているかを問う問題です。
誤りです。
化学的風化は、水や酸素、二酸化炭素などが関わる反応によって進むため、高温多湿な地域で進みやすいです。
気温が低く降水量が少ない地域では、化学反応が進みにくく、凍結・融解などによる物理的風化の方が起こりやすくなります。
正しい記述です。
石灰岩は弱い酸性の水に溶けやすく、その作用によってドリーネや鍾乳洞などのカルスト地形が形成されます。
正しい記述です。
岩石の外側から風化が進み、皮をむくようにはがれる現象を玉ねぎ状風化といいます。
正しい記述です。
山地から平野に出ると河川の流れが弱まり、運ばれてきた粗い粒子が堆積して扇状地ができます。
したがって、誤っているものは、
「気温が低く、降水量が少ない地域では、物理的風化よりも化学的風化が進みやすい。」
です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
03
岩石の風化には、温度変化や凍結・融解による「物理的風化」と、水や二酸化炭素などとの化学反応による「化学的風化」があります。この問題では、風化に関する記述として「誤っているもの」を選びます。
では、問題を見てみましょう。
気温が低く、降水量が少ない地域では、物理的風化が進みやすくなります。
そのため、この文は誤り(回答として適切)です。
二酸化炭素を含んだ弱酸性の雨水(炭酸水)が石灰岩(炭酸カルシウム)を溶かすことでカルスト地形が形成されます。
これは化学的風化の典型的な例です。
そのため、この選択肢は正しいです。
玉ねぎ状風化は、主に花こう岩などで見られる、岩石表面から同心円状にはがれていく風化の形態です。
岩石の形状が玉ねぎのように見えることからこの名前があります。
そのため、この選択肢は正しいです。
河川が急流から緩流になる山地の出口(扇頂)では流速が落ちます。
流速が落ちると運搬力が低下し、粒の大きな砂や礫が最初に堆積して扇状地を形成します。
そのため、この選択肢は正しいです。
・化学的風化 = 高温多湿で進む
・カルスト地形
・物理的風化 = 寒冷・乾燥地域で優勢(凍結風化など)
・扇状地
・玉ねぎ状風化
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問58)へ
令和6年度(2024年度)追・再試験 問題一覧
次の問題(問60)へ