共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問61 (地学基礎(第1問) 問6)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問61(地学基礎(第1問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

岩石の風化から地層の形成にいたる過程に関する次の問いに答えよ。

次の図2は、ある地域の模式的な地質断面図である。地層A〜Cには褶曲(しゅうきょく)が認められ、それらは地層Dに不整合に覆われている。また、地層Bからはトリゴニアの化石が、地層Dからはビカリアの化石が報告されている。褶曲と不整合面のそれぞれの形成時代の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 褶曲:白亜紀   不整合面:第四紀
  • 褶曲:白亜紀   不整合面:古第三紀
  • 褶曲:デボン紀  不整合面:第四紀
  • 褶曲:デボン紀  不整合面:古第三紀

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、示準化石から地層の年代を読み取り、地質断面図から褶曲と不整合がいつできたのかを推定する問題です。

ポイントは、次の二つです。

・示準化石から地層の年代を判断すること。

・地質断面図から「どちらが先に起こったか」を考えること。

選択肢2. 褶曲:白亜紀   不整合面:古第三紀

地層Bからはトリゴニアの化石が見つかっています。トリゴニアは中生代、特に白亜紀を代表する示準化石です。また、問題文では、地層A~Cがまとめて褶曲していることが示されています。褶曲は、地層が堆積した後でなければ起こりません。まだ存在しない地層を曲げることは出来ないからです。

したがって、褶曲は少なくとも白亜紀以降に起こったことになります。

一方、デボン紀は白亜紀よりはるか昔(古生代)の時代です。地層Bがまだ堆積していない時代なので、この時期に褶曲したとは考えられません。

よって、褶曲の時代は、白亜紀が適切となります。

 

地層Dからはビカリアの化石が見つかっています。ビカリアは新生代・新第三紀を示す代表的な示準化石です。不整合面は、

1,地層A~Cが堆積する。

2,地層A~Cが褶曲する。

3,地表が侵食され、不整合面ができる。

4,その上に地層D(新第三紀)が堆積する。

という順番で形成されます。

つまり、不整合面は新第三紀より前にできていなければなりません。

新第四紀は新第三紀より後の時代なので、不整合面の形成時代としては適切ではありません。

よって、不整合面の時代は、古第三紀が当てはまります。

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02

化石から地層の年代を判断し、褶曲が起きた時期不整合面ができた時期を推定できるかを問う問題です。

選択肢2. 褶曲:白亜紀   不整合面:古第三紀

地層Bからはトリゴニアの化石が見つかっています。
トリゴニアは中生代、特に白亜紀を示す示準化石として扱われます。

地層A〜Cは褶曲しているため、褶曲は少なくとも地層Bが堆積した後に起こったと考えられます。
したがって、褶曲の時代はデボン紀ではなく白亜紀が適当です。

 

また、地層Dからはビカリアの化石が見つかっています。
ビカリアは新生代の新第三紀を示す化石です。
不整合面は、地層A〜Cが褶曲・侵食されたあと、地層Dが堆積する前にできた面なので、新第三紀より前の古第三紀が適当です。

まとめ

以上より、正しい選択肢は、

褶曲:白亜紀
不整合面:古第三紀

です。

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03

地層に含まれる示準化石からその地層が堆積した年代を推定できます。

また、褶曲(しゅうきょく)不整合は地殻変動の証拠となります。

では、問題を見てみましょう。

選択肢2. 褶曲:白亜紀   不整合面:古第三紀

【地層B】

トリゴニアはジュラ紀〜白亜紀に栄えた二枚貝の示準化石です。

地層Bはトリゴニアをもとにジュラ紀〜白亜紀の地層と判断されます。

 

【地層D】

ビカリアは古第三紀〜新第三紀(約5600万〜500万年前)に栄えた巻き貝の示準化石です。

地層Dはビカリアをもとに古第三紀〜新第三紀と判断されます。

 

【地層A〜Cの褶曲(しゅうきょく)

地層A〜Cは褶曲を受けており、その後で地層Dが不整合におおっています。

褶曲は、地層Dが堆積する前に起きたことが分かります。

地層Bがジュラ紀〜白亜紀であることから、褶曲は白亜紀以降の出来事です。

 

【不整合面の形成時期について】

不整合面は地層Dの堆積が始まった時期(古第三紀)に形成されたと考えられます。

まとめ

・トリゴニア = ジュラ紀〜白亜紀の示準化石

・ビカリア = 古第三紀〜新第三紀の示準化石

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