共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問72 (物理(第1問) 問2)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問72(物理(第1問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

図2のように、容積Vの容器Aと容積2Vの容器Bが、コックのついた細管でつながれている。コックを閉じた状態で、容器Aに物質量3nの単原子分子理想気体を、容器Bに物質量nの単原子分子理想気体を閉じ込めたところ、容器A内の気体の圧力は3p,容器B内の気体の圧力はp/2になった。コックを開くと、やがて熱平衡に達し、二つの容器内の気体の圧力は等しくなった。このときの絶対温度を表す式として正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、気体定数をRとし、容器や細管の壁は熱を通さず、細管内の気体の体積は無視できるものとする。
問題文の画像
  • pV/4nR
  • pV/3nR
  • pV/2nR
  • pV/nR
  • 2pV/nR
  • 4pV/nR

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この過去問の解説 (2件)

01

解答 pV/nR

 

解説

理想気体の状態方程式「pV=nRT」より、

A: TA=3p・V/(3n・R)=pV/nR

B: TB=(p/2)・2V/nR=pV/nR

であり、両者はコックを開く前から温度が等しくなっています。

よってコックを開いても温度はpV/nRのままです。

 

よって答えは pV/nR となります。

選択肢4. pV/nR

この選択肢が正解となります。

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02

この問題でおさえておきたいポイントは、気体の状態方程式の基本についてです。

 

気体の状態方程式は、圧力P、体積V、モル数n、気体定数R、絶対温度Tに対して

PV=nRT

と表せます。これは理想気体であればいつでも成立する式なのでよく復習しておきましょう。

 

本問題では、異なる状態の2種類の気体を混ぜ合わせ、その後熱平衡となった際の気体の温度を求めます。

熱平衡になったタイミングについて考えてみましょう。

コックを開いているので気体の体積は3V、モル数は3nであるため、圧力をP'、求めたい温度をTとおくと状態方程式は

P'×3V = 3n×R×T   ・・・①

と表せます。

つまり、温度Tを求めるにはコックを開いた後の気体の圧力P’が必要であることが分かります。

 

ではP’を求めてみましょう。

圧力PA、体積VAの気体Aと、圧力PB、体積VBの気体Bを混ぜた時の圧力Pは次の式で求めることができます。

P=(PAVA+PBVB)/(VA+VB)

これを利用すると、

P' = 4P/3 ・・・②

と計算できます。

 

①、②より

T = (P'×3V) / (3nR) = PV/nR

となります。

選択肢4. pV/nR

これが正しい選択肢となります。

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