大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問83 (物理(第3問) 問3)
問題文
AさんとBさんが先生を交えて空気中を伝わる音の速さについて議論している。
Aさん:空気中を伝わる音の速さは、気温が1℃上がると0.6m/sだけ大きくなると習ったけど、どうして音の速さは温度によって変化するんだろう?
Bさん:音の波を伝える媒質は空気だから、理想気体の状態方程式から考えてみよう。
先生:物理量の間の関係を見つけたいときは、物理量の単位に着目するとよいでしょう。長さの単位m,質量の単位kg,時間の単位sを組み合わせて、理想気体の状態方程式に現れる物理量と音の速さの単位を比較してみましょう。
Aさん:音は疎密波として空気中を伝わるからその速さは気体の圧力pと関係があるのかな。圧力pは単位面積あたりの力の大きさで表されるから、圧力の単位Paはkg/(m・s2)となります。
先生:圧力pの単位にはkgが入っていますが、音の速さの単位には入っていませんね。音の速さを状態方程式に現れる物理量を用いて表すには、単位にkgを含む他の物理量も必要です。
Bさん:それでは、気体の単位体積あたりの質量である密度ρを組み合わせてみよう。
Aさん:いま求めた量と状態方程式を使えば音の速さと温度の関係式が得られそうです。
先生:素晴らしい。その式に温度などによらない係数として単位をもたない定数Cをかけて、1モルあたりの質量Mを使って書き換えると、
v=C√(RT/M)・・・(
となりますね。ここで、Rは気体定数、Tは絶対温度です。
次の文章中の空欄( ア )・( イ )には、それぞれa〜c、d〜fのいずれか1つが入る。文章が正しくなるような記号の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
式(1)における定数Cの値が等しい2種類の理想気体XとYがある。同じ温度でそれぞれの音の速さを測定したところ、気体Xの方が大きかった。この測定から、1モルあたりの質量について、( ア )。
また、温度がT1のときの音の速さと、温度がT2(T2>T1)のときの音の速さの差をみると、その差の大きさは、( イ )。
( ア )
a 気体Xの方が大きいことがわかる
b 気体Yの方が大きいことがわかる
c どちらが大きいかはわからない
( イ )
d 気体Xの方が大きい
e 気体Xと気体Yで等しい
f 気体Yの方が大きい
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問83(物理(第3問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
AさんとBさんが先生を交えて空気中を伝わる音の速さについて議論している。
Aさん:空気中を伝わる音の速さは、気温が1℃上がると0.6m/sだけ大きくなると習ったけど、どうして音の速さは温度によって変化するんだろう?
Bさん:音の波を伝える媒質は空気だから、理想気体の状態方程式から考えてみよう。
先生:物理量の間の関係を見つけたいときは、物理量の単位に着目するとよいでしょう。長さの単位m,質量の単位kg,時間の単位sを組み合わせて、理想気体の状態方程式に現れる物理量と音の速さの単位を比較してみましょう。
Aさん:音は疎密波として空気中を伝わるからその速さは気体の圧力pと関係があるのかな。圧力pは単位面積あたりの力の大きさで表されるから、圧力の単位Paはkg/(m・s2)となります。
先生:圧力pの単位にはkgが入っていますが、音の速さの単位には入っていませんね。音の速さを状態方程式に現れる物理量を用いて表すには、単位にkgを含む他の物理量も必要です。
Bさん:それでは、気体の単位体積あたりの質量である密度ρを組み合わせてみよう。
Aさん:いま求めた量と状態方程式を使えば音の速さと温度の関係式が得られそうです。
先生:素晴らしい。その式に温度などによらない係数として単位をもたない定数Cをかけて、1モルあたりの質量Mを使って書き換えると、
v=C√(RT/M)・・・(
となりますね。ここで、Rは気体定数、Tは絶対温度です。
次の文章中の空欄( ア )・( イ )には、それぞれa〜c、d〜fのいずれか1つが入る。文章が正しくなるような記号の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
式(1)における定数Cの値が等しい2種類の理想気体XとYがある。同じ温度でそれぞれの音の速さを測定したところ、気体Xの方が大きかった。この測定から、1モルあたりの質量について、( ア )。
また、温度がT1のときの音の速さと、温度がT2(T2>T1)のときの音の速さの差をみると、その差の大きさは、( イ )。
( ア )
a 気体Xの方が大きいことがわかる
b 気体Yの方が大きいことがわかる
c どちらが大きいかはわからない
( イ )
d 気体Xの方が大きい
e 気体Xと気体Yで等しい
f 気体Yの方が大きい
- ア:a イ:d
- ア:a イ:e
- ア:a イ:f
- ア:b イ:d
- ア:b イ:e
- ア:b イ:f
- ア:c イ:d
- ア:c イ:e
- ア:c イ:f
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