共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問105 (化学(第3問) 問1)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問105(化学(第3問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

元素ア〜エは炭素C,ケイ素Si,スズSn,鉛Pbのいずれかであり、次の記述Ⅰ〜Ⅲに示す性質や特徴をもつ。ア〜エに当てはまる元素の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

Ⅰ  アとイの単体は、希硝酸にも水酸化ナトリウム水溶液にも溶解する。
Ⅱ  アを含むガラスは、光の屈折率が大きく、透明なガラスや光学レンズに用いられる。
Ⅲ  ウの酸化物をエの単体で還元することでウの単体が製造される。
  • ア:Si  イ:Pb  ウ:C  エ:Sn
  • ア:Si  イ:Pb  ウ:Sn  エ:C
  • ア:Sn  イ:Pb  ウ:C  エ:Si
  • ア:Sn  イ:Pb  ウ:Si  エ:C
  • ア:Pb  イ:Si  ウ:C  エ:Sn
  • ア:Pb  イ:Si  ウ:Sn  エ:C
  • ア:Pb  イ:Sn  ウ:C  エ:Si
  • ア:Pb  イ:Sn  ウ:Si  エ:C

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この過去問の解説 (2件)

01

記述を順に読み、炭素C、ケイ素Si、スズSn、鉛Pbを元素ア〜エに当てはめていきましょう。

 

Ⅰ  アとイの単体は、希硝酸にも水酸化ナトリウム水溶液にも溶解する。

両性金属の性質について語っています。

このことから、アとイは金属元素であるスズSnか鉛Pbのいずれかが入るとわかります。

 

ちなみに、両性金属とは、酸性・アルカリ性どちらの溶液とも反応して塩をつくるものです。

炭素Cは水に少し溶けるだけで、酸性・アルカリ性の溶液には溶けません。

ケイ素Siはアルカリ性溶液にのみ溶けます。

 


Ⅱ  アを含むガラスは、光の屈折率が大きく、透明なガラスや光学レンズに用いられる。
透明ガラスや光学レンズに用いられるとなると、炭素C、ケイ素Si、鉛Pbがあります。

特にケイ素Siは光学レンズの主成分です。

 

ただし、ケイ素Siによるレンズは屈折率が低いのが特徴です。

そんなレンズの屈折率を上げるために行われるのが、鉛Pbの添加です。

 

記述IIは「光の屈折率が大きく」という記述と、記述Iにより「アとイは金属元素であるスズSnか鉛Pbのいずれか」と絞られていたことから、ア=鉛Pbについての記述だとわかります。

 

 

したがって、ア:鉛Pb、イ:スズSnが確定しました。

 

 

Ⅲ  ウの酸化物をエの単体で還元することでウの単体が製造される。

ウとエに残されたのは似た性質をもつ炭素Cとケイ素Siのため、判断に迷う方も出てくるでしょう。

 

ここは、自然界に単体が存在しないケイ素Siがウ、炭素Cがエとなります。

自然界において、ケイ素Siは二酸化ケイ素SiO2として存在します。

そのためケイ素Si単体は二酸化ケイ素SiO2を還元することにより製造されます。

 

炭素Cも二酸化炭素CO2が思い浮かぶため迷いますが、ダイヤモンドの原石があるように、自然界でも炭素C単体として存在できます。

 

 

したがって正答は「ア:Pb  イ:Sn  ウ:Si  エ:C」となります。

選択肢8. ア:Pb  イ:Sn  ウ:Si  エ:C

適当です。

考え方は解説冒頭を参照してください。

まとめ

順に追っていけばわかりますが、当問は似た性質の元素を集めていたため迷うこともあるでしょう。

似た性質の元素こそしっかり違いを学習しておきましょう。

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02

Ⅰよりアとイの単体は両性金属であると考えられるので、スズSnか鉛Pbのどちらかになります。

Ⅱより透明なガラスや光学レンズに用いられることから、アはPbであることになります。

Ⅲよりウとエは炭素Cかケイ素Siとなり、Siは単体で天然には存在せず、その酸化物をCの単体で還元することでSiの単体が製造されるので、ウはSiでエはCが該当します。

 

以上のことから、ア:Pb、イ:Sn、ウ:Si、エ:Cが正しい組合せとなることが分かります。

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