共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問136 (生物(第4問) 問4)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問136(生物(第4問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

動物の行動に関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。

ミツバチの(a)ワーカー(働きバチ)は、餌場から巣に戻ると、仲間のワーカーに餌場の位置を伝えるダンスを行う。これは、(b)生得的行動の一つである。ワーカーは、(c)巣から餌場までの距離がおよそ100m以内の場合には円形ダンスを、それよりも遠い場合には8の字ダンス(尻振りダンス)を行う(図1)。仲間のワーカーは、これらのダンスから(d)餌場の位置の情報(巣からの距離や方向)を受け取る。このような行動によってミツバチの集団(以下、コロニー)は、効率よく食物を集めている。

下線部(d)に関連して、8の字ダンスによる情報伝達について調べるため、実験2を行った。ダンスの情報が正確に仲間のワーカーに伝わっている場合、実験2において、ワーカーが飛行すると予想される軌跡として最も適当なものを、図4に示した矢印選択肢のうちから一つ選べ。

実験2
場所Hにある巣の中で、場所Fにある餌場を示す8の字ダンスが行われていた。この餌場の情報を受け取ったワーカーが巣から出てきたところを捕まえ、少し離れた場所Rにすぐに移動してから放した。
問題文の画像
  • ①
  • ②
  • ③
  • ④
  • ⑤

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

ミツバチの8の字ダンスは、餌場までの距離と方向を伝えています。

また、方向は巣から見ての方向ではなく、太陽の方向を基準にした方向を伝えられます。

 

本来は巣H→餌場Fという位置関係です。

ワーカーは、巣Hで8の字ダンスをみて、餌場までの距離と方向の情報を受け取ります。

ところが、巣から出た直後に捕まえられて、Rという別の場所に移動させられます。

 

ここで重要なのは、「ワーカーは自分が移動させられたと知らない」という事です。

つまり、ワーカーはRを新しい出発地点として、ダンスから得た方向と距離に従って飛行します。

そのため、Rを出発点として、巣Hから餌場Fへ向かう方向と同じ方向に、巣H→餌場Fと同じ距離だけ飛んで行きます。

 

本来は、H→Fへ飛んで行きますが、Rから飛び始めるので、

R→③の位置となります。

そのため、ワーカーが飛行すると予想される軌跡は③となります。

参考になった数0

02

ダンスの情報が正確に伝わっている場合、巣→餌場の道のりと同じ移動を場所R(放された場所)からたどることになります。
巣→餌場の道のりは下図の赤矢印です。

赤矢印と同じ移動をするので、赤矢印を場所Rを起点に平行移動した③が正解です。

参考になった数0

03

この問題は、ミツバチの8の字ダンスがどのような情報を伝えているかを理解しているかを問う問題です。

 

8の字ダンスでは、餌場の方向は太陽の方向を基準とした角度で、距離は飛行距離として仲間に伝えられます。

実験では、ワーカーは巣Hで8の字ダンスの情報を受け取った後、巣を出た直後に捕まえられ、場所Rへ移動させられて放されます。このワーカーは、自分が移動させられたことを知らないため、現在いる場所を巣だと認識して飛び始めます。

そのため、ダンスで得た「餌場までの方向と距離」を、Rを出発点としてそのまま再現して飛行します。

しかし、実際の餌場FはHを基準とした位置にあるため、ワーカーはFには到達せず、HからFへ向かう経路と平行な方向へ、同じ距離だけ飛行した位置まで進みます。

したがって、ワーカーが飛行すると予想される軌跡は③となります。

選択肢1. ①

不適です。

選択肢2. ②

不適です。

選択肢3. ③

正解です。

選択肢4. ④

不適です。

選択肢5. ⑤

不適です。

参考になった数0