共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問5 (物理基礎(第2問) 問1)
問題文
「滑車と二つのおもりを用いて重力加速度の大きさgを測定する」という探究課題について、次の文章を読み、後の問いに答えよ。ただし、滑車はなめらかに回り、糸と滑車の質量および空気抵抗の影響を無視する。また、糸は伸び縮みせず、たるまないものとする。
図1のように、gより小さい大きさの加速度でおもりが運動する装置を考えよう。定滑車に糸をかけ、糸の両端に質量M,M′の二つのおもりをつけて静かにはなす。M≦M′のとき、二つのおもりの加速度の大きさaは、重力加速度の大きさgを用いて
a={(M′−M)/(M+M′)}g
と表される。この式から、aが測定できればgの値を求めることができるだろう。
ここで、M=M′とM<M′の二つの場合を考えよう。
まずM=M′のとき、二つのおもりに大きさv0の初速度を与え、鉛直方向に等速直線運動をさせる。このとき、糸の張力の大きさSを表す式として正しいものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
反映中…
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問5(物理基礎(第2問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
「滑車と二つのおもりを用いて重力加速度の大きさgを測定する」という探究課題について、次の文章を読み、後の問いに答えよ。ただし、滑車はなめらかに回り、糸と滑車の質量および空気抵抗の影響を無視する。また、糸は伸び縮みせず、たるまないものとする。
図1のように、gより小さい大きさの加速度でおもりが運動する装置を考えよう。定滑車に糸をかけ、糸の両端に質量M,M′の二つのおもりをつけて静かにはなす。M≦M′のとき、二つのおもりの加速度の大きさaは、重力加速度の大きさgを用いて
a={(M′−M)/(M+M′)}g
と表される。この式から、aが測定できればgの値を求めることができるだろう。
ここで、M=M′とM<M′の二つの場合を考えよう。
まずM=M′のとき、二つのおもりに大きさv0の初速度を与え、鉛直方向に等速直線運動をさせる。このとき、糸の張力の大きさSを表す式として正しいものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- 0
- Mg
- 2Mg
- 4Mg
- Mv0
- 2Mv0
- Mv02/2
- Mv02
正解!素晴らしいです
残念...
画像拡大
この過去問の解説 (3件)
01
正答は「Mg」となります。
直前に初速度を与えて論点をわかりにくくしただけで、張力Sを問うている問題なことに気をつけましょう。
滑車の摩擦を考えず、張力も一定として良い、さらにM=M'のため、どちらのおもりに着目してもかまいません。
わかりやすさのために、今は質量Мのおもりについて考えましょう。
摩擦や空気抵抗がなく等速直線運動(加速度0)ということは、おもりにはたらく力はつりあっているということです。
今おもりにはたらいている力は張力Sと重力Mgです。
それぞれ鉛直方向上向きと下向きのため、
(上向きの力)=(下向きの力)
とすると、そのまま下記となります。
S=Mg
よって正答は「Mg」です。
ちなみに質量М'のおもりに着目しても同じです。
おもりM'にも張力Sと重力M'gしかはたらいておらず、等速直線運動しているため、下記となります。
S=M'g
また、両端にはたらく張力Sはおなじはずですが、今は
M=M'
のため、
S=Mg=M'g
となり、これもきちんと辻褄が合います。
この選択肢が適当です。
滑車を使っていますが、最も基本的な力学の問題です。
この際に物理用語を整理しておきましょう。
なめらか:摩擦を考えない
小物体:大きさを考えない(摩擦や空気抵抗を考えない
伸び縮みしない:ばね力としなくて良い
たるまない:張力が0とならない
当問では「小物体」ではなく「おもり」であり「吊るす」操作のため、色々な物に対して「空気抵抗を考えない」との注釈が出ています。
こうした物理用語にも気をつけられると、物体にはたらく力がわかるため、正答率が上がります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
02
Mg が答えとなります。
Mに対する張力は滑車の反対側のM'に対する重力であるM'gとなります。
同様に、
M'に対する張力は滑車の反対側のMに対する重力であるMgとなります。
2つの張力はM=M′より
Mg=M′g
となります。
したがって、
答えはMgとなります。
(※M'gも正しいですが、選択肢にありません。)
参考になった数0
この解説の修正を提案する
03
解答 Mg
解説
どちらか一方だけの物体に着目します。
物体にかかっている力は、重力と張力です。
物体が等速直線運動しているので、
慣性の法則より、張力と重力が釣り合っています。
よって答えは Mg となります。
この選択肢が正解となります。
力が釣り合っているとき、物体は等速直線運動します。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問4)へ
令和7年度(2025年度)本試験 問題一覧
次の問題(問6)へ