共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問43 (生物基礎(第2問) 問3)
問題文
運動すると心拍数や呼吸数が変化する。
これは、(a)運動量に伴って心拍や呼吸を調節する仕組みが存在するためである。
これについて、実験1を行った。
実験1
ペダルの負荷を変えることができる自転車を使って、実験参加者にペダルをこぐ運動をさせた。3種類の負荷の大きさ(大きい、中程度、小さい)を設定し、それぞれの負荷の大きさで6分間運動させ、その後安静にさせた。この運動を開始してから8分間、心拍数と呼吸数を計測し、その結果を図にまとめた。
下線部(a)に関連して、心拍や呼吸の調節に関する記述として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
付箋
付箋は自分だけが見れます(非公開です)。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問43(生物基礎(第2問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
運動すると心拍数や呼吸数が変化する。
これは、(a)運動量に伴って心拍や呼吸を調節する仕組みが存在するためである。
これについて、実験1を行った。
実験1
ペダルの負荷を変えることができる自転車を使って、実験参加者にペダルをこぐ運動をさせた。3種類の負荷の大きさ(大きい、中程度、小さい)を設定し、それぞれの負荷の大きさで6分間運動させ、その後安静にさせた。この運動を開始してから8分間、心拍数と呼吸数を計測し、その結果を図にまとめた。
下線部(a)に関連して、心拍や呼吸の調節に関する記述として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- 必要に応じて息を止められるのと同様に、自律神経系の働きは意識的に調節できる。
- 体温が上がると、副腎髄質から自律神経系を通じて信号が心臓に伝わり、心拍数が増える。
- 中枢神経系に分類される延髄は、自律神経系を通じて心拍の調節に関わる。
- 心拍の調節には内分泌系と自律神経系がともに関与しているが、内分泌系による調節のほうが自律神経系よりも迅速に伝達される。
正解!素晴らしいです
残念...
画像拡大
この過去問の解説 (2件)
01
この問題でおさえておくべきポイントは以下の通りです。
①調節の中枢・司令塔はどこなのか?
②体内伝達ルート「神経」と「ホルモン」のそれぞれの性質
③鉄則・自律神経は自分の意思では動かせない
呼吸は骨格筋(横隔膜、肋間筋)を動かしているため、一時的に意識して止めることは可能です。
ですが冒頭の解説にもあるように自律神経系(交感神経、副交感神経)の働きは自分の意思で止めることはできません。したがってこの記述は誤りです。
この記述は信号の伝わる経路と順番が間違っています。
信号は脳→自律神経→心臓、副腎髄質の順番で伝わります。
副腎髄質から自律神経系に信号が送られるわけではありません。したがってこの記述は誤りです。また副腎髄質から出るのはアドレナリン(ホルモン)であり、血液を介して心臓に運ばれてくることにより心拍数が上昇します。
延髄には呼吸運動や心臓の拍動、これらをコントロールする生命維持の中枢である「循環中枢」「呼吸中枢」があります。
延髄から自律神経や副交感神経である迷走神経を介して心臓に命令が送られ心拍数を調整するので、この記述は正しいです。
用語解説
・迷走神経
副交感神経の代表格。体内のあらゆる場所に複雑に張り巡らされていることにより「迷走神経」と称されている。
胃腸を活発に動かすとき、心臓の拍動を抑えるときなどリラックスさせる役割を担っている。
自律神経系の方が内分泌系より早く伝達されるので、この記述は誤りです。
神経・・・電気信号なので一瞬です。
内分泌系(ホルモンによる調節)・・・化学物質を血液中に分泌して全身に循環するので、効果が現れるまで時間が掛かります。(ただし持続効果はあります)
参考になった数0
この解説の修正を提案する
02
この問題のポイントは、「心拍や呼吸の調節に関わる神経系・内分泌系の基本知識を整理できているかです。
呼吸は大脳によって一時的に意識的制御が可能ですが、自律神経系は基本的に不随意に働き、意識で直接調節は出来ません。
よって、この選択肢は誤りとなります。
副腎皮質は、アドレナリンなどのホルモンを血液中に分泌する器官です。副腎皮質から心臓へ「自律神経系を通じて信号が伝わる」のではありません。
よって、この選択肢は誤りとなります。
延髄は心臓中枢や呼吸中枢があり、交感神経・副交感神経などの自律神経系を介して心拍数や呼吸を調整します。
よって、この選択肢は正しいと言えます。
・自律神経系→神経による伝達→速い。
・内分泌系→ホルモンが血液で運ばれる→遅い。
よって、伝達の速度は自律神経系の方が速いので、誤りとなります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問42)へ
令和7年度(2025年度)本試験 問題一覧
次の問題(問44)へ