共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問52 (地学基礎(第1問) 問1)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問52(地学基礎(第1問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

太陽系天体の性質や地球の構造に関する次の問いに答えよ。

太陽系の惑星や衛星が大気をもつかどうかには、それらの天体の質量や太陽からの距離が関係している。次の図1は、太陽系の代表的な天体について、その質量と太陽からの平均距離との関係を示したものである。図1の天体と、その大気の特徴を述べた後の文a・bの正誤の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

a  月と水星(グループX)は、その他の天体にくらべて質量が小さく、大気がほとんどない。
b  木星と土星(グループY)は、その他の天体にくらべて太陽からの平均距離が長く、水素・ヘリウムの厚い大気をもつ。
問題文の画像
  • a:正  b:正
  • a:正  b:誤
  • a:誤  b:正
  • a:誤  b:誤

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この過去問の解説 (1件)

01

惑星や衛星が大気をもつかどうかは、天体の質量(重力)と大気分子の熱運動速度によって決まります。

月・水星(グループX)と木星・土星(グループY)について、それぞれの特徴を考えます。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. a:正  b:正

【a】

月と水星は質量が小さいため、重力が弱く大気分子をつなぎ止めることができません。

気体分子の熱運動速度が重力脱出速度を超えやすいため、長い時間をかけて大気が宇宙空間に逃げていきます

その結果、月は大気をほぼもたず、水星も極めて薄い大気しかもちません。

文aは正しいです。

 

【b】

木星と土星は太陽から遠い位置(木星約5AU、土星約10AU)にあり、太陽風や紫外線の影響が弱いです。

また、両天体は非常に大きな質量をもつため、強い重力で水素・ヘリウムなどの軽い気体も引きつけることができます。

その結果、木星と土星は主に水素とヘリウムから成る厚い大気をもつ気体惑星(ガス惑星)となっています。

文bは正しいです。

 

まとめ

・重力が大気分子の脱出速度を上回るときに大気が保持される

・月・水星は質量が小さく重力が弱いため、大気分子が宇宙空間に逃げる

・木星・土星は質量が大きく重力が強いため、水素・ヘリウムの厚い大気を保持できる気体惑星(ガス惑星)

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