共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問53 (地学基礎(第1問) 問2)
問題文
次の文章中のア・イに入れる語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
プレート境界のうち、二つのプレートが収束する境界では、海溝や島弧を伴う沈み込み帯や、ヒマラヤ山脈のような大山脈を伴う衝突帯が形成される。衝突帯がつくられるのは、( ア )プレートどうしが収束して重なり合う場合である。この重なり合う要因は、それらのプレートに含まれる( ア )地殻の( イ )ので、プレートがマントルの中に沈み込みにくいためと考えられている。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問53(地学基礎(第1問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章中のア・イに入れる語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
プレート境界のうち、二つのプレートが収束する境界では、海溝や島弧を伴う沈み込み帯や、ヒマラヤ山脈のような大山脈を伴う衝突帯が形成される。衝突帯がつくられるのは、( ア )プレートどうしが収束して重なり合う場合である。この重なり合う要因は、それらのプレートに含まれる( ア )地殻の( イ )ので、プレートがマントルの中に沈み込みにくいためと考えられている。
- ア:海洋 イ:密度が小さい
- ア:海洋 イ:温度が低い
- ア:大陸 イ:密度が小さい
- ア:大陸 イ:温度が低い
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この過去問の解説 (3件)
01
プレートの収束境界のうち、沈み込み帯と衝突帯の違いを理解しているかを問う問題です。
衝突帯は、大陸プレートどうしがぶつかることで形成されます。
代表例が、インド大陸とユーラシア大陸の衝突でできたヒマラヤ山脈です。
大陸地殻は海洋地殻に比べて密度が小さいため、マントルの中へ沈み込みにくい性質があります。
そのため、大陸プレートどうしが収束すると、一方が深く沈み込むのではなく、地殻が押し縮められて厚くなり、大山脈が形成されます。
したがって正しい組合せは、
「ア:大陸 イ:密度が小さい」
です。
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02
プレートの収束境界には、「海洋プレート」と「大陸プレート」の二種類あります、
・海洋プレートが沈み込む場合:日本海溝、マリアナ海溝。海洋プレートは重くて密度が大きいため、マントルへ沈み込みます。すると、海溝や島弧が形成されます。
・大陸プレート:ヒマラヤ山脈。大陸プレートは軽くて浮きやすいため、どちらも簡単には沈み込みません。そのため、プレートがぶつかると押し縮められ、地層が盛り上がり、巨大な山脈ができます。この衝突を「衝突帯」と言います。
よって、(ア)は「大陸」プレートとなります。
海洋地殻と大陸地殻の違いについて。
・海洋地殻:主に玄武岩でできているため、密度が高い。そのため、沈み込みやすい。
・大陸地殻:主に花こう岩でできているため、密度が小さい。そのため、沈み込みにくい。
よって、(イ)は「密度が小さい」となります。
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03
プレートの収束境界には、沈み込み帯と衝突帯があります。
ヒマラヤ山脈のような大山脈ができる衝突帯の形成条件を理解することがポイントです。
では、問題を見てみましょう。
大陸プレートどうしが収束して重なり合うと、衝突帯が形成されます。
大陸地殻は主に花こう岩質(SiO2が多い)の岩石からなり、密度が約2.7g/cm³と小さいです。
密度が小さいためマントル(密度約3.3g/cm³)より軽く、プレートがマントルの中に沈み込みにくいです。
そのため、プレートどうしが衝突して厚くなり、ヒマラヤ山脈のような大山脈が形成されます。
そのため、この選択肢は正しいです。
・大陸地殻の密度はマントルより軽く、マントル内に沈み込みにくい
・大陸プレートどうしが収束すると、衝突して厚くなり、衝突帯を形成してヒマラヤ山脈等の大山脈ができる
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