共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問56 (地学基礎(第1問) 問5)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問56(地学基礎(第1問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

堆積構造に関する次の問いに答えよ。

次の図3は、地層の層理面(地層面)や断面で観察される4種類の堆積構造の写真である。これらのうちから、漣痕(れんこん)(リプルマーク)・級化構造(級化層理)・斜交葉理(クロスラミナ)を示すものの組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 漣痕(リプルマーク):A  級化構造(級化層理):B  斜交葉理(クロスラミナ):D
  • 漣痕(リプルマーク):A  級化構造(級化層理):D  斜交葉理(クロスラミナ):B
  • 漣痕(リプルマーク):A  級化構造(級化層理):D  斜交葉理(クロスラミナ):C
  • 漣痕(リプルマーク):C  級化構造(級化層理):B  斜交葉理(クロスラミナ):A
  • 漣痕(リプルマーク):C  級化構造(級化層理):B  斜交葉理(クロスラミナ):D
  • 漣痕(リプルマーク):C  級化構造(級化層理):D  斜交葉理(クロスラミナ):B

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この過去問の解説 (3件)

01

地層に見られる代表的な堆積構造を、写真の特徴から判別できるかを問う問題です。

選択肢2. 漣痕(リプルマーク):A  級化構造(級化層理):D  斜交葉理(クロスラミナ):B

漣痕(リプルマーク)は、水流や波のはたらきで地層面にできる波状の模様です。
 

写真Aでは、地層の表面に波のような凹凸が見えるため、漣痕です。

級化構造(級化層理)は、下部に粗い粒子、上部に細かい粒子が堆積する構造です。
 

写真Dでは、粒の大きさが層の中で変化しているため、級化構造です。

斜交葉理(クロスラミナ)は、水流などによって斜めの細かい層ができる構造です。
 

写真Bでは、斜めに傾いた縞模様が見えるため、斜交葉理です。

まとめ

したがって正しい組合せは、
「漣痕:A 級化構造:D 斜交葉理:B」 

です。

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02

この問題は、代表的な堆積構造の特徴について問われています。

堆積構造は、堆積時の環境や流れの向きを復元する重要な手がかりとなります。

 

【漣痕】

漣痕とは、水流や波によって砂粒が移動し、砂の表面に形成される波状の凹凸構造です。通常は地層面(層理面)を上から見たときに観察されます。

写真Aでは、

・規則的な波状の起伏

・砂の表面にできた畝状の模様

が確認できるため、漣痕と判断できます。

よって、写真A=漣痕となります。

 

【級化構造】

級化構造とは、堆積粒子の粒径が上下方向に連続的に変化する構造です。一般的には、下部:粗粒、上部:細粒となっています。

写真Dでは、下方に粗い粒子が集まり、上方ほど細粒になる様子が認められます。

よって、写真D=級化構造となります。

 

【斜交葉理】

斜交葉理は、流れによって形成された砂丘や砂州が移動する際に生じる堆積構造です。

特徴は、

・地層面に対して斜めに傾く細かな葉理

・断面で観察される

・水流や風向きを示す

といった点です。

写真Bでは、主層理面に対して斜め方向に連続する葉理が認められます。

よって、写真B=斜交葉理となります。

 

また、写真Cは不規則な凹凸構造を示していますが、漣痕・級化構造・斜交葉理のいずれの特徴も該当していません。

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03

漣痕(リプルマーク)・級化構造・斜交葉理(クロスラミナ)はそれぞれ異なる堆積環境を示す堆積構造です。

写真の図3では、Aが層理面(上から見た面)、B〜Dが断面で観察されています。

では、問題を見てみましょう。

選択肢2. 漣痕(リプルマーク):A  級化構造(級化層理):D  斜交葉理(クロスラミナ):B

【写真A】

写真Aは層理面(上面)を上から見た写真で、砂の表面に波状の規則的な畝(うね)模様が見られます。

これは水流や波によって砂粒が動かされてできた漣痕(リプルマーク)の特徴です。

 

【写真B】

写真Bは断面で観察され、主層理面に対して斜めに傾いた細かい縞模様が見られます。

水流や風によって形成された砂丘の前面斜面に砂が堆積することでできる斜交葉理(クロスラミナ)です。

 

【写真C】

写真Cは断面で不規則な凹凸・突起状の構造が見られますが、漣痕・級化構造・斜交葉理のいずれにも該当しません。

 

【写真D】

写真Dは断面で観察され、下部に粗い礫・砂が集まり、上部に向かって粒径が細かくなっています。

これは堆積時に粒径の大きいものから先に沈降する級化構造(級化層理)の特徴です。

まとめ

漣痕(リプルマーク):一方向の水流でできる流れの痕跡

斜交葉理(クロスラミナ):水流や風の下流・下風方向の痕跡

級化構造(級化層理):粒径の上下変化の痕跡

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