共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問58 (地学基礎(第2問) 問1)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問58(地学基礎(第2問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

大気と海洋に関する次の問いに答えよ。

次の文章中のア・イに入れる語と記号の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

風が弱い晴れた秋の夜間は、地表から( ア )が放射されて地上気温が下がる。これを放射冷却という。雲・水蒸気が多いときや風が強いときは、放射冷却の効果は弱まる。次の図1は、秋の異なる日(a・b)の夜9時の天気図である。地点Aにおいて、放射冷却で翌朝の気温がより低下するのは、( イ )の日である。
問題文の画像
  • ア:紫外線  イ:a
  • ア:紫外線  イ:b
  • ア:赤外線  イ:a
  • ア:赤外線  イ:b

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この過去問の解説 (3件)

01

放射冷却が起こるしくみと、天気図から放射冷却が強まりやすい日を判断できるかを問う問題です。

選択肢4. ア:赤外線  イ:b

地表は夜間に赤外線を放射して熱を失います。

これによって地上付近の気温が下がる現象を放射冷却といいます。

 

放射冷却が強くなる条件は、

晴れている

風が弱い

雲や水蒸気が少ない

です。

 

図を見ると、bの日は地点A付近が高気圧に覆われています。

高気圧のもとでは晴れやすく、風も比較的弱くなりやすいため、放射冷却が強まり、翌朝の気温がより低下すると考えられます。

 

一方、aの日は前線や低気圧の影響を受けやすく、雲や風が多くなりやすいため、放射冷却は弱まりやすいです。

まとめ

したがって正しい組合せは、
「ア:赤外線 イ:b」 

です。

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02

放熱冷却とは、夜になると、昼間に太陽から受け取った熱を地表が宇宙へ放出することです。このとき、地表から出ていくのが「赤外線」です。

地表から赤外線が放出されることで、熱が失われ、地表付近の気温が下がります。

 

放熱冷却が強く起こる条件は、①晴れていて、②風が弱い日です。

①雲があると、地表から出た赤外線を雲が吸収し、再び地表へ放射します。そのため、雲がある日は、冷えにくくなります。

②風が強いと、上空の比較的暖かい空気と地表付近の冷たい空気が混ざります。すると地表付近だけが強く冷えることができません。そのため、風が弱いほど放射冷却は強くなります。

 

では、これをもとに図1の天気図を見ていきましょう。

a

・等圧線が密

・風が強い

・雲が多い

 

b

・等圧線の間隔が広い

・風が弱い

・晴天

よって、翌朝の気温がより低下するのは、「b」の日となります。

 

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03

放射冷却は、地表が赤外線を放射することで地上付近の気温が下がる現象です。

放射冷却が起きやすい条件と、天気図から放射冷却の強弱を読み取る方法が問われています。

では、問題を見てみましょう。

選択肢4. ア:赤外線  イ:b

【ア】

地表の温度(約300K)では赤外線域の電磁波が放射されます。

この赤外線放射によって地表の熱が宇宙空間に逃げ、気温が低下します(放射冷却)。

雲や水蒸気が多いと、赤外線を吸収・再放射して熱が逃げるのを妨げるため、放射冷却が弱まります。

 

【イ】

放射冷却が起きやすい条件は「晴れて風が弱い」ことです。

問題文から「雲・水蒸気が多いときや風が強いときは放射冷却の効果は弱まる」と述べられています。

天気図aとbを比較すると、天気図aの地点Aは等圧線の間隔が狭く(風が強い)または雲が多い状態です。

天気図bは等圧線の間隔が広く(風が弱い)晴れていると判断できます。

放射冷却でより気温が低下するのは条件の整ったbです。

まとめ

・放射冷却 = 地表からの赤外線放射によって夜間に地表が冷える現象

・放射冷却は晴れて風が弱い夜間に強まり、雲・水蒸気があると弱まる

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