共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問59 (地学基礎(第2問) 問2)
問題文
次の図2は、年平均の降水量Pと蒸発量E,その差P-Eの緯度分布の模式図を示している。同じ緯度での蒸発量と降水量は等しくなく、大気による水蒸気の輸送で、大気中の水収支がつり合っている。図2の差P-Eの緯度分布を参考にして、大気中の水蒸気輸送の向きを模式的に示した図として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問59(地学基礎(第2問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
次の図2は、年平均の降水量Pと蒸発量E,その差P-Eの緯度分布の模式図を示している。同じ緯度での蒸発量と降水量は等しくなく、大気による水蒸気の輸送で、大気中の水収支がつり合っている。図2の差P-Eの緯度分布を参考にして、大気中の水蒸気輸送の向きを模式的に示した図として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (1件)
01
大気中の水蒸気の輸送方向は、降水量(P)と蒸発量(E)の差(P-E)の緯度分布から推測できます。
P-E > 0(降水超過)の地域は水蒸気の収束域、P-E < 0(蒸発超過)の地域は水蒸気の発散域です。
では、問題を見てみましょう。
P-E分布の収束域・発散域と水蒸気の輸送方向が一致しない組み合わせです。
そのため、これらの選択肢は誤りです。
P-E分布の収束域・発散域と水蒸気の輸送方向が一致しない組み合わせです。
そのため、これらの選択肢は誤りです。
【図2のP-E分布の読み取り】
図2のP-Eは45°S付近と45°N付近にピーク(P-E > 0)をもちます。
これは中緯度帯(約45°S・45°N)が降水超過域(水蒸気の収束域)であることを示します。
45°S〜45°N の低・中緯度帯は相対的にP-E < 0(蒸発超過)で、水蒸気の発散域です。
【各緯度帯の輸送方向】
・90°S〜45°S:極域から中緯度収束域(45°S)に向かって北向きに輸送される
・45°S〜赤道:熱帯・亜熱帯の蒸発超過域から中緯度収束域(45°S)に向かって南向きに輸送される
・赤道〜45°N:熱帯・亜熱帯の蒸発超過域から中緯度収束域(45°N)に向かって北向きに輸送される
・45°N〜90°N:極域から中緯度収束域(45°N)に向かって南向きに輸送される
・P-E>0(降水超過)のピーク = 45°S・45°N(中緯度帯)→ 水蒸気の収束域
・P-E<0(蒸発超過)の帯 = 45°S〜45°Nの低・中緯度帯 → 水蒸気の発散域
・水蒸気の輸送 = 発散域(低〜中緯度)と極域の両方から 45°S・45°N の収束域へ集まる
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