共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問66 (地学基礎(第4問) 問3)
問題文
ある平野の活断層で地震が発生した場合を考える。次の図3は、活断層と震央分布、現在の河川、河川を埋め立てた旧河川、山地、市街地を模式的に示したものである。ここで、まず地震a(マグニチュード6.5)が発生し、その翌日に同じ深さで地震b(マグニチュード7.0)が発生した。また、この前後の期間にも地震が多く発生し、最大規模のものは地震bであった。これらの地震活動やそれに伴う自然災害について述べた文として、下線部に誤りを含むものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問66(地学基礎(第4問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
ある平野の活断層で地震が発生した場合を考える。次の図3は、活断層と震央分布、現在の河川、河川を埋め立てた旧河川、山地、市街地を模式的に示したものである。ここで、まず地震a(マグニチュード6.5)が発生し、その翌日に同じ深さで地震b(マグニチュード7.0)が発生した。また、この前後の期間にも地震が多く発生し、最大規模のものは地震bであった。これらの地震活動やそれに伴う自然災害について述べた文として、下線部に誤りを含むものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
- 地点Xでは、地震bよりも地震aのほうが初期微動継続時間が短い。
- 一連の地震活動のなかで、地震aは地震bの余震である。
- 旧河川のなかの地点Yでは、液状化現象が発生しやすい。
- 山地の斜面上の地点Zでは、土砂災害が発生しやすい。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は、震央からの距離と初期微動継続時間の関係、また本震・前震・余震の区別や、地震に伴う災害が起こりやすい場所を理解しているかを問う問題です。
正しいです。
初期微動継続時間は、震源から近いほど短くなります。
地点Xは地震aの震央に近く、地震bの震央からはより遠いため、地震aの方が短くなります。
誤りです。
最大規模の地震は地震bなので、地震bが本震です。
地震aは地震bより前日に起きているため、余震ではなく前震と考えられます。
正しいです。
旧河川は水を多く含む砂質の地盤であることが多く、地震時に液状化が起こりやすい場所です。
正しいです。
山地の斜面では、地震の揺れによって斜面崩壊や土砂災害が起こりやすくなります。
誤りを含むものは、
「一連の地震活動のなかで、地震aは地震bの余震である。」
です。
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02
この問題では、地震と自然災害が発生する場所の関係について問われています。
初期微動継続時間は、震源から距離が近いほど短くなります。図では、地点Xは地震aの震央に近く、地震bの震央からは遠い位置にあります。
そのため、
・地震a→Xまで近い→初期微動継続時間は短い
・地震b→Xまで遠い→初期微動継続時間は長い
よって、この選択肢は正しいと言えます。
まず余震とは、本震のあとに発生する地震のことです。
問題文では、
・地震a(M6.5)が先に発生
・翌日に地震b(M7.0)が発生
・一連の地震活動の中で最大規模は地震b
となるので、
・地震bが本震
・地震aは本震より前に起きているので前震
となります。
よって、地震aは地震bの余震ではないので、誤りとなります。
旧河川は砂や泥が堆積した軟弱地盤で地下水位も高いことが多く、地震時に液状化が起こりやすいです。
よって、この選択肢は正しいと言えます。
急斜面の多い山地では、地震によって、斜面崩壊や地すべりなどの土砂災害が発生しやすくなります。よって、この選択肢は正しいと言えます。
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03
本震・余震・前震の関係と、液状化・土砂災害の発生しやすい場所を問う問題です。
では、問題を見てみましょう。
初期微動継続時間は震源距離に比例します。
地震bよりも地震aのほうが地点Xに近いため、初期微動継続時間が短くなります。
そのため、この記述は正しいです。
余震とは、本震(最大規模の地震)の後に起きる地震のことです。
この問題では「最大規模のものは地震b」とあるため、地震bが本震です。
地震aは本震bよりも前に起きているので「余震」ではなく「前震(ぜんしん)」にあたります。
この記述は誤りなので、正解の選択肢です。
旧河川跡は砂質・含水地盤が多く、液状化が起きやすい地形条件です。
そのため、この記述は正しいです。
地震の揺れは山地の斜面で土砂崩れや地すべりを引き起こすことがあります。
そのため、この記述は正しいです。
・本震:一連の地震活動で最大規模の地震
・前震:本震より前に起きる地震
・余震:本震より後に起きる地震
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