共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問131 (生物(第2問) 問1)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問131(生物(第2問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

アミノ酸の役割と代謝に関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。

(a)タンパク質は、鎖状に結合した多数のアミノ酸により構成され、細胞の生命活動において中心的な役割を果たす。タンパク質を構成するアミノ酸はどれも生物に不可欠である。これらのアミノ酸を全て合成できる生物もいるが、(b)外部からのアミノ酸の摂取を必要とする生物もいる。

下線部(a)に関連して、タンパク質やアミノ酸に関する記述として適当なものを、次の選択肢のうちから二つ選べ。ただし、解答の順序は問わない。
  • mRNAの塩基配列によって、そのmRNAから翻訳されるタンパク質の一次構造が決まる。
  • 翻訳に使われるアミノ酸は、tRNAのアンチコドンに結合して運ばれる。
  • タンパク質は、多数のアミノ酸がカルボキシ基と側鎖の間でペプチド結合を形成することでつくられる。
  • タンパク質が折りたたまれる過程で、多数のαヘリックス構造がシート状に並ぶことで、βシート構造が形成される。
  • 四次構造は、一つのポリペプチド鎖内で三次構造が立体的に組み合わさった構造である。
  • 一部のタンパク質は、生体膜の脂質二重層を貫通した状態で存在する。
  • アミノ酸は窒素を含むため、呼吸基質として用いられない。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題では、タンパク質やアミノ酸の構造について問われています。

選択肢1. mRNAの塩基配列によって、そのmRNAから翻訳されるタンパク質の一次構造が決まる。

mRNAの塩基配列(コドン配列)によって、翻訳時に並ぶアミノ酸の順序が決まり、タンパク質の一次構造(アミノ酸配列)が決まります。

よって、この選択肢は正しいと言えます。

選択肢2. 翻訳に使われるアミノ酸は、tRNAのアンチコドンに結合して運ばれる。

アミノ酸は、tRNAに結合して運ばれるが、結合するのは、アンチコドンではなく、tRNAの3末端(CCA配列)です。

よって、この選択肢は誤りとなります。

選択肢3. タンパク質は、多数のアミノ酸がカルボキシ基と側鎖の間でペプチド結合を形成することでつくられる。

ペプチド結合は、あるアミノ酸のカルボキシ基と別のアミノ酸のアミノ基の間で形成される。側鎖との間ではありません。

よって、この選択肢は誤りとなります。

選択肢4. タンパク質が折りたたまれる過程で、多数のαヘリックス構造がシート状に並ぶことで、βシート構造が形成される。

βシート構造は、ポリペプチド鎖の一部が伸びたβストランド同士が並んで形成されます。αヘリックスが並んでできるわけではありません。

よって、この選択肢は誤りとなります。

選択肢5. 四次構造は、一つのポリペプチド鎖内で三次構造が立体的に組み合わさった構造である。

四次構造は、複数のポリペプチド鎖が組み合わさった構造です。一つのポリペプチド鎖内での立体構造は三次構造となります。

よって、この選択肢は誤りとなります。

選択肢6. 一部のタンパク質は、生体膜の脂質二重層を貫通した状態で存在する。

膜タンパク質の中には、生体膜の脂質二重層を貫通する膜貫通タンパク質が存在します。

よって、この選択肢は正しいと言えます。

選択肢7. アミノ酸は窒素を含むため、呼吸基質として用いられない。

アミノ酸は脱アミノ酸反応などを受けて代謝され、炭素骨格が呼吸基質として利用されることがあります。

よって、この選択肢は誤りとなります。

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