共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問133 (生物(第2問) 問3)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問133(生物(第2問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら) (新しいタブで開く)

アミノ酸の役割と代謝に関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。

(a)タンパク質は、鎖状に結合した多数のアミノ酸により構成され、細胞の生命活動において中心的な役割を果たす。タンパク質を構成するアミノ酸はどれも生物に不可欠である。これらのアミノ酸を全て合成できる生物もいるが、(b)外部からのアミノ酸の摂取を必要とする生物もいる。

下線部(b)に関連して、酵母の野生株はロイシンを合成できるが、ロイシンの合成を担う酵素の遺伝子(以下、ロイシン合成酵素遺伝子)が機能しなくなった変異体(以下、変異体L)は、ロイシンを与えないと増殖できない。この変異体Lの性質を利用し、外来遺伝子の導入に成功した酵母を選抜する手法がある。その手法について記述した次の文章中のア・イに入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

外来遺伝子とロイシン合成酵素遺伝子のそれぞれを、酵母内で働くプロモーターにつなぎ、図1のようにプラスミドに組み込む。変異体Lの集団にこのプラスミドを導入する処理を行った後、それらの細胞を、ロイシンを( ア )培地で培養すると、プラスミドが( イ )細胞のみが増殖する。これにより、外来遺伝子を持つ変異体Lを選抜することができる。

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  • ア:含む  イ:入った
  • ア:含む  イ:入らなかった
  • ア:含まない  イ:入った
  • ア:含まない  イ:入らなかった

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、遺伝子導入と、遺伝子の働きを利用した選抜の仕組みの理解を問う問題です。

 

変異体Lは、ロイシン合成酵素遺伝子が働かないため、ロイシンがないと増殖できません。

そこで、プラスミドに正常なロイシン合成酵素遺伝子を組み込んでおきます。

 

ロイシンを含まない培地で培養する

プラスミドが入った細胞 → ロイシンを自分で合成できる → 増殖できる

プラスミドが入らなかった細胞 → ロイシンを合成できない → 増殖できない

したがって、増殖した細胞を選べば、外来遺伝子を含むプラスミドが導入された細胞を選抜できます。

選択肢1. ア:含む  イ:入った

不適です。

選択肢2. ア:含む  イ:入らなかった

不適です。

選択肢3. ア:含まない  イ:入った

正解です。

選択肢4. ア:含まない  イ:入らなかった

不適です。

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02

変異体Lでは、ロイシン合成合成酵素が機能しないので、ロイシンを与えないと増殖できません。

導入するプイラスミドには、ロイシン合成酵素遺伝子と外来遺伝子の両方が組み込まれています。

プラスミドを細胞に導入することで、ロイシン合成酵素遺伝子が働いて、ロイシンを合成できるようになります。

ロイシンを(ア:含まない)培地で培養することで、プラスミドが(イ:入った)細胞のみが増殖します。

一方で、プラスミドが入らなかった細胞では増殖しないので、外来遺伝子を持つ変異体を選抜することができます。

 

ア:含まない イ:入った

選択肢3. ア:含まない  イ:入った

正解です。

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03

変異体Lは、ロイシン合成酵素遺伝子が働かないため、ロイシンがないと増殖できません。導入するプラスミドには、ロイシン合成酵素遺伝子と外来遺伝子が一緒に組み込まれています。プラスミドが細胞に入ると、ロイシン合成酵素遺伝子が働いて、ロイシンを自分で合成できるようになります。

よって、細胞をろを含まない培地で培養すると、プラスミドを取り込んでいない細胞は増殖できず、プラスミドが入った細胞だけが増殖します。

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