共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問145 (生物(第5問) 問1)
問題文
明治時代初期の北海道では、本州から持ち込んだイネを栽培しても、その種子であるコメが収穫できなかった。しかしその後、初めに用いたイネとは別の品種である「赤毛」を用いることで、コメを収穫できることが発見され、北海道がコメの一大産地になるきっかけとなった。「赤毛」には、(a)発芽してから開花するまでの期間が短いという性質があり、このことが北海道での栽培に成功した理由の一つと考えられている。その後、「赤毛」を祖先とした(b)交配による品種改良が行われ、「ゆめぴりか」など、様々な北海道型の品種が作られている。
図1は、イネの種子を模式的に表したものである。イネの種子の発芽に関する次の文章中のア〜ウに入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
イネの種子では発芽に適した条件になると、種子中の( ア )でジベレリンが合成されるようになる。合成されたジベレリンは糊粉層(こふんそう)で( イ )を誘導する。その結果、最終的に( ウ )でグルコースが生じ、これをエネルギー源として発芽が始まる。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問145(生物(第5問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
明治時代初期の北海道では、本州から持ち込んだイネを栽培しても、その種子であるコメが収穫できなかった。しかしその後、初めに用いたイネとは別の品種である「赤毛」を用いることで、コメを収穫できることが発見され、北海道がコメの一大産地になるきっかけとなった。「赤毛」には、(a)発芽してから開花するまでの期間が短いという性質があり、このことが北海道での栽培に成功した理由の一つと考えられている。その後、「赤毛」を祖先とした(b)交配による品種改良が行われ、「ゆめぴりか」など、様々な北海道型の品種が作られている。
図1は、イネの種子を模式的に表したものである。イネの種子の発芽に関する次の文章中のア〜ウに入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
イネの種子では発芽に適した条件になると、種子中の( ア )でジベレリンが合成されるようになる。合成されたジベレリンは糊粉層(こふんそう)で( イ )を誘導する。その結果、最終的に( ウ )でグルコースが生じ、これをエネルギー源として発芽が始まる。
- ア:胚 イ:デンプンの合成 ウ:胚乳
- ア:胚 イ:アミラーゼの合成 ウ:胚乳
- ア:胚 イ:DNAの複製 ウ:胚乳
- ア:胚乳 イ:デンプンの合成 ウ:胚
- ア:胚乳 イ:アミラーゼの合成 ウ:胚
- ア:胚乳 イ:DNAの複製 ウ:胚
正解!素晴らしいです
残念...
画像拡大
この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、イネなどの単子葉植物の種子が発芽する際に、植物ホルモンのジベレリンがどのように作用して貯蔵物質を分解しているかの知識を問うものです。
ア:種子が吸水して発芽に適した条件になると、次世代の植物体になる部分である胚において、植物ホルモンのジベレリンが合成されます。
したがって、アには「胚」が入ります。
イ:胚で合成されたジベレリンは、胚乳の周りにある糊粉層へと拡散していきます。
ジベレリンを受け取った糊粉層では、でんぷんを分解する酵素であるアミラーゼの合成が誘導されます。
したがって、イには「アミラーゼの合成」が入ります。
ウ:糊粉層から分泌されたアミラーゼは、貯蔵物質であるデンプンが大量に蓄えられている胚乳へと入り込みます。
アミラーゼに働きによって、胚乳のデンプンが分解されてグルコースが生じます。
生じたグルコースが胚に吸収され、発芽や成長のエネルギー源となります。
したがって、ウには「胚乳」が入ります。
ア:胚 イ:アミラーゼの合成 ウ:胚乳
正解です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
02
イネの発芽では、次のことが起こります。
①発芽に適した条件になる。
②胚がジベレリンを合成する。
③ジベレリンが周囲の糊粉層に作用する。
④糊粉層でアミラーゼの合成が誘導される。
⑤アミラーゼが胚乳中のデンプンを分解する。
⑥胚乳でグルコースが生じる。
⑦生じたグルコースが胚に供給され、発芽・成長のエネルギー源となる。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問143)へ
令和7年度(2025年度)本試験 問題一覧
次の問題(問146)へ