共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問146 (生物(第5問) 問2)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問146(生物(第5問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

植物の環境応答に関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。

明治時代初期の北海道では、本州から持ち込んだイネを栽培しても、その種子であるコメが収穫できなかった。しかしその後、初めに用いたイネとは別の品種である「赤毛」を用いることで、コメを収穫できることが発見され、北海道がコメの一大産地になるきっかけとなった。「赤毛」には、(a)発芽してから開花するまでの期間が短いという性質があり、このことが北海道での栽培に成功した理由の一つと考えられている。その後、「赤毛」を祖先とした(b)交配による品種改良が行われ、「ゆめぴりか」など、様々な北海道型の品種が作られている。

下線部(a)に関連して、イネの光周性に関する次の文章中のエ〜カに入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

現在、本州で栽培されているイネ(以下、本州型のイネ)と、北海道型のイネとを、それぞれ異なる日長で育て、それらの葉に含まれるフロリゲン遺伝子のmRNAの量を調べたところ、図2の結果が得られた。北海道型のイネでは、( エ )明期でフロリゲン遺伝子のmRNA量が本州型のイネより多くなった結果、( オ )なるので、温暖な期間が短い北海道において、コメが実るようになったと考えられる。この結果から、北海道型のイネは( カ )植物の性質になったといえる。
問題文の画像
  • エ:長い  オ:花芽の形成が早く  カ:長日
  • エ:長い  オ:花芽の形成が早く  カ:中性
  • エ:長い  オ:植物の成長が速く  カ:長日
  • エ:長い  オ:植物の成長が速く  カ:中性
  • エ:短い  オ:花芽の形成が早く  カ:長日
  • エ:短い  オ:花芽の形成が早く  カ:中性
  • エ:短い  オ:植物の成長が速く  カ:長日
  • エ:短い  オ:植物の成長が速く  カ:中性

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この過去問の解説 (1件)

01

まず、イネとは、短日植物です。

夜が一定時間以上長くなると、フロリゲンが作られ、花芽形成が起こります。本州型のイネは短日条件でよく開花します。

 

問題文では、「北海道型のイネ」とあります。北海道では、夏が短いため、できるだけ早く開花・結実する必要があります。

よって、北海道型のイネは、

明るい時間が長い時期(長日条件)でも、フロリゲンを多く作り、花芽形成が早くなる性質を獲得したと考えられます。

さらに、長日条件でもフロリゲンが作られて開花できるということは、本来の短日植物としての性質が弱まり、日長の影響を受けにくくなった(中性植物化した)と考えられます。

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