共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問148 (生物(第5問) 問4)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問148(生物(第5問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

植物の環境応答に関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。

果実はふつう植物体の地上部に形成されるが、一部の植物種では地中に果実が形成される。ラッカセイでは、図3に示すように、花は地上で咲くが、果実は地中に形成される。これは、受粉後に(c)子房がついている柄(へい)の部分(以下、子房柄(しぼうへい))が正の重力屈性を示しながら著しく伸長し、子房を土の中に潜り込ませるためである。

下線部(c)に関連して、植物は重力に対する応答として、オーキシンの分布の変化を介して細胞伸長を制御することで、重力屈性を引き起こすことが知られている。このことを踏まえ、ラッカセイの子房柄における重力屈性の仕組みを調べるために、実験1〜3を行った。後の記述a〜cのうち、実験1〜3の結果から導かれる推論として適当なものはどれか。それを過不足なく含むものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

実験1  子房がついたままの子房柄を水平にすると、子房柄は正の重力屈性を示した。
実験2  子房を切除した後、子房柄を水平にすると、子房柄は重力屈性を示さなかった。
実験3  子房を切除し、子房柄の切断面全体に一様にオーキシンを与えた後、子房柄を水平にすると、正の重力屈性を示した。

a  重力屈性には、子房柄における重力方向の感知が必要である。
b  重力屈性に十分な量のオーキシンを子房柄に供給するためには、子房でのオーキシンの合成が必要である。
c  子房柄におけるオーキシン分布の変化には、子房でのオーキシン輸送の変化が必要である。
問題文の画像
  • a
  • b
  • c
  • a、b
  • a、c
  • b、c
  • a、b、c

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題のポイントは、子房柄が地面に向かって伸びる仕組みを、3つの実験データから考察することです。

 

a:適当です。

実験2では、子房を切除した場合、重力屈性を示しません。

一方で実験3では、子房を切除してもオーキシンを与えれば重力屈性を示します。

2つの実験結果から、どちらの実験でも存在している子房柄に重力を感知する仕組みがあるといえます。

したがって、aの記述は適当です。

 

b:適当です。

実験2で子房を切除すると屈性がなくなり、実験3で子房を切除した後の断面にオーキシンを与えた場合に屈性が生じます。

実験結果から、屈性に必要なオーキシンは子房で合成されているといえます。

したがって、bの記述は適当です。

 

c:不適当です。

実験3において、子房柄の切断面にオーキシンを一様に与えた場合に屈性が生じています。

記述cのように「子房でのオーキシン輸送の変化」が必要であれば、子房が切断されているので屈性が生じないはずです。

したがって、cの記述は実験結果と矛盾するので不適当です。

選択肢4. a、b

正解です。

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