共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問38 (生物基礎(第1問) 問4)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問38(生物基礎(第1問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

生物の特徴と、遺伝子とその働きに関する次の文章Bを読み、後の問いに答えよ。

B  生命活動はタンパク質の働きによって支えられている。タンパク質は、各生物の(c)ゲノムに存在する遺伝子が発現することによって合成される。

下線部(c)に関連して、ゲノムやDNA,遺伝子発現に関する記述として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
  • 細胞周期の時期によって、ゲノムの大きさが変化する。
  • 100万塩基対のDNAを構成するヌクレオチドは、100万個である。
  • mRNAに含まれる塩基のうち、アデニンが30%を占めている場合、グアニンの割合は20%である。
  • 同一個体において、細胞の種類が異なれば、それぞれの細胞に存在するタンパク質の種類や量は異なる。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

この問題はDNAの構造、ゲノム、遺伝子発現に関する基本的な知識を問われている問題です。

 

・ゲノム・・・料理レシピの全巻セット

・DNA・・・ページに書かれている文字

・遺伝子・・・各料理のページ

・タンパク質・・・出来上がった料理

 

以上のようなイメージを持って各選択肢を検討していきましょう。

選択肢1. 細胞周期の時期によって、ゲノムの大きさが変化する。

この記述は誤りです。

 

冒頭で解説したようにゲノムは「料理レシピの全巻セット」です。細胞が分裂の準備段階に入ったときにDNAの量が2倍になることはありますが、ゲノム(料理レシピの全巻セット)自体の大きさが変化することはありません。

選択肢2. 100万塩基対のDNAを構成するヌクレオチドは、100万個である。

この記述は誤りです。

 

※ヌクレオチド・・・DNAという文字を構成する「へん」「つくり」を指します。

 

DNAはヌクレオチドの2本の鎖が向かい合わせで、はしごのように構成されています。

したがって「100万塩基対(ペア)」ということは右側に100万個のヌクレオチド、左側に100万個のヌクレオチドがあるという事なので、ヌクレオチドは200万個あるはずです。したがってこの記述は誤りになります。

選択肢3. mRNAに含まれる塩基のうち、アデニンが30%を占めている場合、グアニンの割合は20%である。

この記述は誤りです。

 

DNA・・・2本の鎖がペア(AとT、GとC)で作られているので、塩基の割合の計算が可能です。

 

mRNA・・・1本だけの鎖。塩基は割合、並び方は遺伝子情報によってそれぞれ異なるので「アデニンが30%を占めている場合、グアニンの割合は20%である。」というように計算することは出来ません。

選択肢4. 同一個体において、細胞の種類が異なれば、それぞれの細胞に存在するタンパク質の種類や量は異なる。

この記述は正しいです。

 

同じ体の中にある細胞は、みんな同じゲノム(料理レシピの全巻セット)から作られていますが、細胞の種類(葉っぱ、根っこはど)によって開くページ(遺伝子)が変わります。その結果、タンパク質(出来上がった料理)の種類や量は細胞ごとに異なります。

したがってこの記述は正しいと言えます。

参考になった数0