共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問43 (生物基礎(第2問) 問3)
問題文
A 体内環境が一定に保たれる性質を恒常性といい、自律神経系や(a)内分泌系の働きによって調節されている。ヒトの細胞は、血液中のグルコースをエネルギー源として利用する。食物を分解して得られたグルコースは、消化管から吸収され、血液によって全身の細胞に運ばれる。健康な人では、(b)血液中のグルコース濃度(以下、血糖濃度)は、複数のホルモンの作用によって、適正な範囲に保たれている。
下線部(b)に関連して、血糖濃度を調節する働きが十分でない人(Yさん)の、食後の血糖濃度と血液中のインスリン濃度の変化を測定した。その結果、血糖濃度は健康な人と比べて高い値を示したが、インスリン濃度は健康な人とほぼ同じであった。Yさんに関する次の文章中の( ア )・( イ )に入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
Yさんの体内では、インスリンの( ア )が正常に行われなくなっていることで、血糖濃度が高いまま維持されていると考えられる。このような状態が続くと、グルコースの( イ )が不十分になることで、エネルギー源としてのグルコースの供給に支障をきたす。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問43(生物基礎(第2問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
A 体内環境が一定に保たれる性質を恒常性といい、自律神経系や(a)内分泌系の働きによって調節されている。ヒトの細胞は、血液中のグルコースをエネルギー源として利用する。食物を分解して得られたグルコースは、消化管から吸収され、血液によって全身の細胞に運ばれる。健康な人では、(b)血液中のグルコース濃度(以下、血糖濃度)は、複数のホルモンの作用によって、適正な範囲に保たれている。
下線部(b)に関連して、血糖濃度を調節する働きが十分でない人(Yさん)の、食後の血糖濃度と血液中のインスリン濃度の変化を測定した。その結果、血糖濃度は健康な人と比べて高い値を示したが、インスリン濃度は健康な人とほぼ同じであった。Yさんに関する次の文章中の( ア )・( イ )に入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
Yさんの体内では、インスリンの( ア )が正常に行われなくなっていることで、血糖濃度が高いまま維持されていると考えられる。このような状態が続くと、グルコースの( イ )が不十分になることで、エネルギー源としてのグルコースの供給に支障をきたす。
- ア:合成 イ:細胞への取り込み
- ア:合成 イ:細胞での合成
- ア:分泌 イ:細胞への取り込み
- ア:分泌 イ:細胞での合成
- ア:受容 イ:細胞への取り込み
- ア:受容 イ:細胞での合成
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この過去問の解説 (1件)
01
(ア)は何か?
インスリンが作られて(合成)血液中に放出される(分泌)からこそ、血液中のインスリン濃度は健康な人とほぼ同じということが分かっているので、「合成」「分泌」には問題がないということも分かります。
しかしながら、合成・分泌に問題がないにも関わらず、血糖値が下がらないというのは出されたインスリンを標的細胞がうまく受容できていない可能性を示唆しています。
したがって(ア)には受容が入ります。
(イ)は何か?
インスリンの本来の役割は血液中のグルコースを細胞内に取り込ませることです。(=これによって血糖値を下げる)
インスリンの受容がうまくいかないと、血液中のグルコースが細胞の中に入れません。その結果、血液中にグルコースが溢れかえってしまい血糖値が高いままになり、細胞の中はエネルギーとなるグルコース(の取り込み)が不足するという事態に陥ってしまいます。
したがって(イ)には細胞への取り込みが入ります。
これは誤りです。
これは誤りです。
これは誤りです。
これは誤りです。
これは正しいです。
これは誤りです。
問われている問題のイメージは以下の通りです。
インスリン:鍵
受容体:鍵穴
Yさんの体の中にはインスリン(鍵)は健康な状態の人と変わらない量を持っています
↓
しかし受容体(鍵穴)が壊れているため、鍵がはまりません(インスリンが受容できない)
↓
そのためグルコースが細胞の中に入ることができません(細胞の中に取り込めない)
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