共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問44 (生物基礎(第2問) 問4)
問題文
B ある年、高校生のZさんは、2種類の病気を経験した。以下はその記録である。
冬の週末、Zさんは、(c)喉の腫(は)れと38℃の発熱のため安静にしていた。しかし、週明け後も熱が下がらないため、病院で受診したところ、(d)インフルエンザと診断された。その後、静養を続けたところ、徐々に症状が治まり、1週間後、平熱に戻った。Zさんの自宅療養中に(e)家族も発熱し、弟の症状と経過はZさんとよく似ていたが、母は比較的症状が軽く、4日間で回復した。
夏の午後、Zさんは、裏庭でスズメバチに刺されて倒れた。家族がからだを揺さぶると応答したもののすぐに眠り込むため、救急搬送された。Zさんの血圧は大幅に低下し、ハチによる多数の刺し傷が赤く腫れていた。(f)医師はこれらをアナフィラキシーによる症状と判断し、急いで治療を始め、数時間でその効果を確認した。その後、血圧は正常範囲で安定し、4日後、元気に退院した。
下線部(c)・(d)に関連して、感染の初期段階において喉の腫れをもたらす体内の働きはどれか。最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問44(生物基礎(第2問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
B ある年、高校生のZさんは、2種類の病気を経験した。以下はその記録である。
冬の週末、Zさんは、(c)喉の腫(は)れと38℃の発熱のため安静にしていた。しかし、週明け後も熱が下がらないため、病院で受診したところ、(d)インフルエンザと診断された。その後、静養を続けたところ、徐々に症状が治まり、1週間後、平熱に戻った。Zさんの自宅療養中に(e)家族も発熱し、弟の症状と経過はZさんとよく似ていたが、母は比較的症状が軽く、4日間で回復した。
夏の午後、Zさんは、裏庭でスズメバチに刺されて倒れた。家族がからだを揺さぶると応答したもののすぐに眠り込むため、救急搬送された。Zさんの血圧は大幅に低下し、ハチによる多数の刺し傷が赤く腫れていた。(f)医師はこれらをアナフィラキシーによる症状と判断し、急いで治療を始め、数時間でその効果を確認した。その後、血圧は正常範囲で安定し、4日後、元気に退院した。
下線部(c)・(d)に関連して、感染の初期段階において喉の腫れをもたらす体内の働きはどれか。最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
- 細胞性免疫の働き
- 体液性免疫の働き
- 自然免疫の働き
- 胸腺で成熟する免疫細胞の働き
- 気管の粘膜が分泌する粘液の働き
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題は「自然免疫」と「獲得免疫」の違いを理解をした上で、自然免疫に関する記述を選べるかを問われています。
そもそも喉の炎症とは体内にウィルスなどが侵入し、免疫細胞(好中球やマクロファージなど)が水分や血液を集めている状態です。
①自然免疫とは
体内にウィルスなどが入ってきた段階(初期段階)にすぐさま反応し、いかなる敵(ウィルス、細菌など)とも戦います。
この戦っている最中に患部に熱を持つため、喉が腫れ上がるのです。
②獲得免疫とは
「T細胞(胸腺で成熟する免疫細胞)」「細胞性免疫」「体液性免疫」はこれにあたります。
敵(ウィルス、細菌など)の特性にあった抗体(武器)を作り出すために、発動に数日から1週間程度の時間が掛かります。
これは誤りです。
(冒頭の解説より)細胞性免疫は獲得免疫の仲間です。
発動まで時間がかかるので(初期段階の反応ではないので)この記述は誤りです。
これは誤りです。
(冒頭の解説より)体液性免疫は獲得免疫の仲間です。
発動まで時間がかかるので(初期段階の反応ではないので)この記述は誤りです。
これは正解です。
(冒頭の解説より)初期段階にすぐ反応して、炎症(腫れ)を引き起こします。
これは誤りです。
(冒頭の解説より)胸腺で成熟する免疫細胞(T細胞)は獲得免疫の仲間です。
発動まで時間がかかるので(初期段階の反応ではないので)この記述は誤りです。
粘液はウィルスをキャッチして外に追い出すバリア機能です。
喉の炎症(腫れ)を引き起こす直接の働きではありません。
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