共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問45 (生物基礎(第2問) 問5)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問45(生物基礎(第2問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

ヒトのからだの調節と防御に関する次の文章Bを読み、後の問いに答えよ。

B  ある年、高校生のZさんは、2種類の病気を経験した。以下はその記録である。

冬の週末、Zさんは、(c)喉の腫(は)れと38℃の発熱のため安静にしていた。しかし、週明け後も熱が下がらないため、病院で受診したところ、(d)インフルエンザと診断された。その後、静養を続けたところ、徐々に症状が治まり、1週間後、平熱に戻った。Zさんの自宅療養中に(e)家族も発熱し、弟の症状と経過はZさんとよく似ていたが、母は比較的症状が軽く、4日間で回復した。
夏の午後、Zさんは、裏庭でスズメバチに刺されて倒れた。家族がからだを揺さぶると応答したもののすぐに眠り込むため、救急搬送された。Zさんの血圧は大幅に低下し、ハチによる多数の刺し傷が赤く腫れていた。(f)医師はこれらをアナフィラキシーによる症状と判断し、急いで治療を始め、数時間でその効果を確認した。その後、血圧は正常範囲で安定し、4日後、元気に退院した。

下線部(e)に関連して、Zさんの家族間での症状の違いに関する次の文章中の( ウ )〜( オ )に入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

弟と母もZさん経由でインフルエンザウイルスに感染したと仮定すると、母が早く回復したのはなぜだろう。母は予防接種を受けていないにもかかわらず、10年以上風邪をひくこともなかったという。この体質は、もしかすると( ウ )の数量や能力の違いによるものかもしれない。なぜなら、( ウ )は病原体などの異物を取り込んで排除するだけでなく、( エ )に移動することで特定の( オ )の働きを直接活性化するからである。
  • ウ:好中球  エ:骨髄     オ:B細胞
  • ウ:好中球  エ:骨髄     オ:T細胞
  • ウ:好中球  エ:リンパ節   オ:B細胞
  • ウ:好中球  エ:リンパ節   オ:T細胞
  • ウ:樹状細胞  エ:骨髄    オ:B細胞
  • ウ:樹状細胞  エ:骨髄    オ:T細胞
  • ウ:樹状細胞  エ:リンパ節  オ:B細胞
  • ウ:樹状細胞  エ:リンパ節  オ:T細胞

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は免疫細胞の役割、伝達ルートについて理解できているかが問われています。

 

(ウ)は好中球か?樹状細胞か?

好中球も樹状細胞も異物を取り込むという点で共通していますが、樹状細胞だけは異物を取り込んでから他の細胞に情報を伝える役割(抗原提示)があります。

 

したがって(ウ)には樹状細胞が入ります。

 

(エ)はリンパ節か?骨髄か?

リンパ節:免疫細胞が集まっている会議室

骨髄:細胞が作られている工場

 

以上のイメージをもとに解説すると、樹状細胞はリンパ節(免疫細胞が集まっている会議室)へ報告へ行きます。(工場には行きません)

したがって(エ)にはリンパ節が入ります。

 

(オ)はT細胞か?B細胞か?

樹状細胞から直接異常の報告を受けるのはT細胞(ヘルパーT細胞)だけです。

B細胞はT細胞からの命令や自らウィルスなどに接触した場合に動くことができます。

 

したがって(オ)にはT細胞が入ります。

選択肢1. ウ:好中球  エ:骨髄     オ:B細胞

これは誤りです。

選択肢2. ウ:好中球  エ:骨髄     オ:T細胞

これは誤りです。

選択肢3. ウ:好中球  エ:リンパ節   オ:B細胞

これは誤りです。

選択肢4. ウ:好中球  エ:リンパ節   オ:T細胞

これは誤りです。

選択肢5. ウ:樹状細胞  エ:骨髄    オ:B細胞

これは誤りです。

選択肢6. ウ:樹状細胞  エ:骨髄    オ:T細胞

これは誤りです。

選択肢7. ウ:樹状細胞  エ:リンパ節  オ:B細胞

これは誤りです。

選択肢8. ウ:樹状細胞  エ:リンパ節  オ:T細胞

これは正解です。

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