共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問57 (地学基礎(第1問) 問6)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問57(地学基礎(第1問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

D  海底の堆積物に関連した次の文章を読み、後の問いに答えよ。

ある海域でマグニチュード7.2の地震が発生し、震源の真上付近で海底堆積物が大規模に崩壊した。次の図2に示されるように、地震発生後、沖合の深海底に設置されていた4本の通信用の海底ケーブル(A〜D)で、時間の経過に伴い、沖合に向かってAからDの順に通信が不通となった。
その後の海底調査により、通信の不通は、海底ケーブルの切断と同時に発生したことが明らかにされた。また、どの海底ケーブルの周辺にも、1層の連続したタービダイトが新たに堆積していた。したがって、海底ケーブルの切断は、(a)タービダイトを堆積させた流れで引き起こされたと考えられている。

文章中の下線部(a)に関して、その流れの名称として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 津波
  • 海流
  • 土石流
  • 混濁流(こんだくりゅう)(乱泥流(らんでいりゅう))

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題では、タービダイトがどのような流れで形成されるのかについて問われています。

ポイントは、

・タービダイトは深海底にできる特徴的な堆積物である。

・土砂を多く含む濁った流れによって運ばれ、堆積する。

・その流れを混濁流(乱泥流)という。

という点です。

選択肢1. 津波

津波は海面付近を伝わる波であり、海底の土砂を大量に運んでタービダイトを形成する流れとは異なります。

よって、この選択肢は誤りとなります。

選択肢2. 海流

海流は、海水の大規模な流れですが、通常は大量の泥や砂を一気に運ぶような高密度の流れではありません。

よって、この選択肢は誤りとなります。

選択肢3. 土石流

土石流は、陸上の斜面などで発生する流れを指すことが多く、深海底でタービダイトを形成する流れの名称ではありません。

よって、この選択肢は誤りとなります。

選択肢4. 混濁流(こんだくりゅう)(乱泥流(らんでいりゅう))

海底斜面を下る砂や泥を含む濁った流れを混濁流といい、混濁流によって深海底にできる堆積物をタービダイトといいます。

よって、この選択肢は正しいと言えます。

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02

海底斜面で発生した崩壊によって、タービダイトを堆積させる流れの名前を理解しているかを問う問題です。

選択肢4. 混濁流(こんだくりゅう)(乱泥流(らんでいりゅう))

タービダイトは、海底斜面で発生した土砂や泥を含む濁った流れが、深海底へ流れ下って堆積したものです。
この流れを混濁流(乱泥流)といいます。

 

図では、震源付近で海底堆積物が崩壊し、その後、沖合に向かってA→B→C→Dの順に海底ケーブルが切断されています。

これは、土砂を含んだ流れが海底を沖合へ移動していったことを示しています。

 

津波や通常の海流では、タービダイトを形成するような厚い堆積物の流れを説明しにくいです。

まとめ

正しい答えは、

混濁流(乱泥流) 

です。

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03

タービダイト(乱泥流堆積物)を形成した流れの名称を問う問題です。

海底ケーブルの切断が、海底の特殊な流れによって引き起こされたことに注目します。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 津波

津波は表面波であり、海底のケーブルを切断するほどの土砂を運ぶ流れではありません。

タービダイトを堆積させる流れとは異なります。

そのため、この選択肢は誤りです。

選択肢2. 海流

海流は比較的安定した流れで、海底ケーブルを一気に切断するような急激な土砂輸送はしません。

そのため、この選択肢は誤りです。

選択肢3. 土石流

土石流は陸上(山地)で起きる現象です。

海底での現象を「土石流」と呼ぶことはありません。

そのため、この選択肢は誤りです。

選択肢4. 混濁流(こんだくりゅう)(乱泥流(らんでいりゅう))

混濁流(タービダイト流)は、海底の斜面で大量の砂や泥が海水と混合して高速で流れ下る現象です。

地震などをきっかけに発生し、海底ケーブルを次々に切断した歴史的な記録があります。

この流れによって堆積した地層をタービダイトといいます。

そのため、この選択肢は正しいです。

まとめ

混濁流タービダイト流):海底斜面を流れ下る土砂と海水の混合流

・タービダイト:混濁流によって深海底に堆積した砂・泥の互層

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