共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問62 (地学基礎(第3問) 問2)
問題文
次の文章中の( ア )〜( ウ )に入れる語の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
原始太陽系円盤の太陽に近い高温の領域では、( ア )が固体として存在できないため、岩石からなる微惑星ができた。一方、太陽から遠い低温の領域では、固体の( ア )と岩石からなる微惑星ができた。固体の( ア )を含む微惑星は衝突・合体して成長し、多量の( イ )も引き付けられる強い重力をもつようになり、( ウ )となった。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問62(地学基礎(第3問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章中の( ア )〜( ウ )に入れる語の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
原始太陽系円盤の太陽に近い高温の領域では、( ア )が固体として存在できないため、岩石からなる微惑星ができた。一方、太陽から遠い低温の領域では、固体の( ア )と岩石からなる微惑星ができた。固体の( ア )を含む微惑星は衝突・合体して成長し、多量の( イ )も引き付けられる強い重力をもつようになり、( ウ )となった。
- ア:窒素 イ:岩石 ウ:木星型惑星
- ア:窒素 イ:ガス ウ:地球型惑星
- ア:窒素 イ:岩石 ウ:地球型惑星
- ア:水 イ:ガス ウ:地球型惑星
- ア:水 イ:岩石 ウ:木星型惑星
- ア:水 イ:ガス ウ:木星型惑星
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、太陽系の惑星がどのように誕生したのかについて問われています。
ポイントは次の3つです。
①太陽に近い所は高温、遠い所は低温。
②高温では水は氷になれない。
③大きく成長した惑星はガスを集めて木星型惑星になる。
(ア)
原始太陽系円盤では、太陽に近いほど温度が高く、遠いほど温度が低くなっています。そのため、
・太陽に近い場所では、水は蒸発してしまい、氷(固体)として存在できない。
・岩石や金属だけが個体となり、微惑星を作る。
一方、太陽から遠い低温の領域では、
・水は氷(固体)として存在できる。
・岩石と氷の両方から微惑星ができる。
よって、(ア)=水となります。
(イ)
太陽から遠いほど、氷も材料になるため微惑星は大きく成長できます。十分に大きくなると、重力が強まり、水素やヘリウムなどのガスを大量に引き付けられるようになります。
よって、(イ)=ガスとなります。
(ウ)
大量のガスを取り込んでできた惑星は、木星・土星・天王星・海王星のような木星型惑星になります。反対に、太陽に近い場所ではガスを十分に集められないため、水星・金星・地球・火星のような地球型惑星になります。
よって、(ウ)=木星型惑星となります。
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02
原始太陽系円盤の中で、太陽からの距離によって微惑星の成分が変わることと、木星型惑星の形成過程を理解しているかを問う問題です。
太陽に近い高温の領域では、水は氷として存在できません。
そのため、岩石を主成分とする微惑星ができ、これらが成長して地球型惑星になりました。
一方、太陽から遠い低温の領域では、水が氷として存在できます。
氷と岩石を含む微惑星は大きく成長し、強い重力によって周囲のガスを引き付けました。
その結果、木星や土星のような木星型惑星が形成されました。
したがって正しい組合せは、
「ア:水 イ:ガス ウ:木星型惑星」
です。
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03
太陽から近い領域と遠い領域での微惑星の成分と、惑星の種類(地球型・木星型)の違いを整理します。
では、問題を見てみましょう。
太陽に近い高温の領域では水は気体として存在するため、固体の水(氷)を含めない岩石だけの微惑星ができます。
太陽から遠い低温の領域では水が固体(氷)として存在でき、岩石+氷からなる大きな微惑星ができます。
これが成長してガスを大量に引き付けると、ガスを多く含む木星型惑星になります。
そのため、この選択肢は正しいです。
・太陽に近い高温領域:水は気体として存在→岩石のみの微惑星になる
・太陽から遠い低温領域:水が固体(氷)として存在→岩石+氷の大きな微惑星になる
・雪線(スノーライン):水が固体で存在できるかどうかの境界線
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