共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問112 (化学(第4問) 問5)
問題文
藍銅鉱(らんどうこう)は群青(ぐんじょう)色のCu3(CO3)2(OH)2を主成分とする顔料であり、孔雀石(くじゃくいし)は青緑(あおみどり)色のCu2CO3(OH)2を主成分とする顔料である。日本画では、黒色の酸化銅(Ⅱ)CuOを主成分とする顔料と、藍銅鉱および孔雀石の粉末を混合することで、顔料の色相や明るさを調整している。
ある絵画で用いられた顔料を再現するために、Cu3(CO3)2(OH)2とCu2CO3(OH)2とCuOのみを混ぜることで、色相と明るさを似せた顔料Xを調製したが、その混合した割合は未知であった。Xを加熱することでこの割合を知ることができる。加熱によってCu3(CO3)2(OH)2とCu2CO3(OH)2は、それぞれ式(1)と(2)に従って分解する。
Cu3(CO3)2(OH)2 → 3CuO+H2O+2CO2 (1)
Cu2CO3(OH)2 → 2CuO+H2O+CO2 (2)
このとき、Xに含まれるCuOは加熱しても変化しない。Xを式(1)と(2)の反応が完了するまで加熱した結果、H2Oは0.50mol,CO2は0.70mol生成し、CuOの物質量は1.30molになった。加熱前のXに含まれていたCuOの物質量は何molか。最も適当な数値を、次のうちから一つ選べ。なお、式(1)と(2)以外の反応は考えないものとする。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問112(化学(第4問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
藍銅鉱(らんどうこう)は群青(ぐんじょう)色のCu3(CO3)2(OH)2を主成分とする顔料であり、孔雀石(くじゃくいし)は青緑(あおみどり)色のCu2CO3(OH)2を主成分とする顔料である。日本画では、黒色の酸化銅(Ⅱ)CuOを主成分とする顔料と、藍銅鉱および孔雀石の粉末を混合することで、顔料の色相や明るさを調整している。
ある絵画で用いられた顔料を再現するために、Cu3(CO3)2(OH)2とCu2CO3(OH)2とCuOのみを混ぜることで、色相と明るさを似せた顔料Xを調製したが、その混合した割合は未知であった。Xを加熱することでこの割合を知ることができる。加熱によってCu3(CO3)2(OH)2とCu2CO3(OH)2は、それぞれ式(1)と(2)に従って分解する。
Cu3(CO3)2(OH)2 → 3CuO+H2O+2CO2 (1)
Cu2CO3(OH)2 → 2CuO+H2O+CO2 (2)
このとき、Xに含まれるCuOは加熱しても変化しない。Xを式(1)と(2)の反応が完了するまで加熱した結果、H2Oは0.50mol,CO2は0.70mol生成し、CuOの物質量は1.30molになった。加熱前のXに含まれていたCuOの物質量は何molか。最も適当な数値を、次のうちから一つ選べ。なお、式(1)と(2)以外の反応は考えないものとする。
- 0.10
- 0.20
- 0.30
- 0.40
- 0.50
- 0.60
- 0.70
- 0.80
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この過去問の解説 (1件)
01
Cu3(CO3)2(OH)2→3CuO+H2O+2CO2・・・⑴
Cu2CO3(OH)2→2CuO+H2O+CO2・・・⑵
加熱前のCu3(CO3)2(OH)2とCu2CO3(OH)2の物質量をそれぞれxmol、ymolとします。
加熱後の水H2Oは0.50mol、二酸化炭素CO2は0.70mol生成しているので
H2O:x+y=0.50mol
CO2:2x+y=0.70mol
これを解くと、x=0.20mol、y=0.30mol
この分解反応で生成した酸化銅(Ⅱ)CuOは式⑴及び⑵より(3x+2y)molだから
3×0.20mol+2×0.30mol=0.60mol+0.60mol=1.20mol
加熱後のCuOの物質量は1.30molで、これは加熱前にXに含まれていたCuOと、反応によって生成されたCuOの物質量の和と考えることができるので、求める物質量は
1.30ー1.20=0.10mol
となることが分かります。
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