大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問137 (生物(第3問) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問137(生物(第3問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

眼の発生と視覚に関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。

脊椎動物において、(a)視覚器である眼は頭部の左右にあり、左右対称の構造をしている。ある発生段階の胚では、図1に示すように、前脳から側方に突出した眼胞が左右の頭部外胚葉に接触する。このとき、頭部外胚葉と脳、眼胞の間には間充織(かんじゅうしき)が存在している。その後、眼胞と接した(b)頭部外胚葉は水晶体に、眼胞は網膜になる。水晶体は、眼に入った光が網膜に像を結ぶのに必要であり、(c)網膜の視神経で生じた信号は、視神経の細胞体から伸びた軸索によって、脳の視覚の中枢へ伝わる。

下線部(c)に関連して、図2,図3は、マウスの眼の位置と、網膜および視神経の軸索を示した図である。視神経の軸索は、網膜から出て、視交叉(しこうさ)を経て脳の左側、または脳の右側(以下、左脳、右脳)の視覚中枢に伸びる。右の耳に近い腹側(以下、耳腹側)と左の耳腹側以外の網膜(図3で黒く塗られた領域)の全ての細胞体から伸びた軸索は右脳に興奮を伝え、残りの網膜(図3で黒く塗られていない領域)の細胞体は左脳に興奮を伝える。

(2)視神経の軸索は、決まった経路で伸長する。図5に示すように、軸索が伸長する際には、その先端にある成長円錐が多くの反発因子や誘引因子を受容し、反発因子の方向には伸びず、誘引因子の方向に伸びることで、軸索の伸長方向が調節されている。
胚発生過程でタンパク質Pは、図6に示すように、視神経の軸索が伸びる以前から、のちに視交叉の中心になる部分に存在しており、視神経の軸索の伸長を調節している。タンパク質Pの機能を失ったマウスでは、左の網膜の全ての細胞体の興奮が右脳に、右の網膜の全ての細胞体の興奮が左脳に伝わった(図7)。
この結果から考えられるタンパク質Pの働きとして最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
  • 耳腹側の網膜から伸びた軸索には反発因子として働くが、それ以外の網膜から伸びた軸索には影響しない。
  • 耳腹側の網膜から伸びた軸索には影響しないが、それ以外の網膜から伸びた軸索には誘引因子として働く。
  • 網膜全体から伸びた軸索に、反発因子として働く。
  • 網膜全体から伸びた軸索に、誘引因子として働く。

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