共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問142 (生物(第4問) 問5)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問142(生物(第4問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

動物の危険回避に関する次の文章Bを読み、後の問いに答えよ。

B  動物にとって、捕食者(天敵)からの回避は生存にとって不可欠であり、捕食者の発見に一定の時間を費やしている。(c)群れの形成は、捕食者を発見するための負担の軽減と、捕食される危険を的確に回避することに役立つとされている。一方、(d)群れの個体間では様々な争いが生じることも考えられる。

下線部(d)に関連して、群れの形成と食物をめぐる争いについて考察した次の文章中の( エ )・( オ )に入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

群れが大きくなっても、群れ全体が得られる食物量が増えない場合では、食物をめぐる争いは激しくなるだろう。群れの大きさと、1個体が警戒や争いにかける合計時間との関係は図3の曲線のようになり、この時間が最も少なくなるとき群れの大きさは最適になる。もし、警戒にかかる時間は変わらず、群れ全体で得られる食物量が増えると、図4のグラフ( エ )の実線のように変化するだろう。また、順位関係が顕著な霊長類などでは、順位関係が食物をめぐる争いに影響するため、1個体が得られる食物の量と順位との関係は図5の実線のようになると予測できる。しかし、順位関係があっても主に( オ )分布する食物を利用している場合には、その食物を独占できず図5の破線のようになると予測できる。
問題文の画像
  • エ:d  オ:ランダムに
  • エ:d  オ:集中して
  • エ:e  オ:ランダムに
  • エ:e  オ:集中して
  • エ:f  オ:ランダムに
  • エ:f  オ:集中して
  • エ:g  オ:ランダムに
  • エ:g  オ:集中して

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

【エ】と【オ】に入る語句の組み合わせを答える問題ですので、まずは【エ】と【オ】をそれぞれ分けて考えていきましょう。

 

【エ】の解説

この問題は、群れの大きさと1個体が警戒や争いにかける合計時間を表すグラフが、争いの元となる食物量が十分得られる場合、どのように変化するかを考える問題です。

一般的に食物が十分な量ある場合、争いにかける時間は減りますので、グラフは下にずれるため、ⓕまたはⓖとなることが考えられます。

群れの生物は限られた食物を求めて争うので、食物が十分にある状態であれば、最適となる群れのサイズは大きくなります。

よってグラフは右下にずれる形を示すので、適切なグラフはⓖとなります。

 

【オ】の解説

順位関係が顕著な霊長類での1個体が得られる食物と順位の関係を示したグラフをもとに、得られる食物量が順位の影響を受けない場合を考察する問題です。

群れで活動している霊長類では、食物を得られたときに、順位が上の個体が独占し、順位が下の個体は食物を得ることができないため、グラフの実線のようになります。これは食物が特定の範囲に「集中して」分布している場合に起こりやすく、集中して生育している場所で群れ全体が生活するため、順位によって食物の獲得に差が生じます。

一方、食物が広範囲に「ランダムに」分布する場合、食物を得られたときに群れの順位の高い個体が近くにいないことが多いため、食物を獲得できる可能性が高まります。

よって、グラフは破線のようになるため、今回の波線を示すのは、食物が「ランダムに」分布するときです。

 

これらを踏まえて、適切な選択肢を選ぶようにしましょう。

選択肢1. エ:d  オ:ランダムに

不適です。

選択肢2. エ:d  オ:集中して

不適です。

選択肢3. エ:e  オ:ランダムに

不適です。

選択肢4. エ:e  オ:集中して

不適です。

選択肢5. エ:f  オ:ランダムに

不適です。

選択肢6. エ:f  オ:集中して

不適です。

選択肢7. エ:g  オ:ランダムに

正解です。

選択肢8. エ:g  オ:集中して

不適です。

参考になった数0