大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問20 (化学基礎(第1問) 問3)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問20(化学基礎(第1問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

次の問いに答えよ。

臭素Brには質量数が79と81の同位体がある。12Cの質量を12としたときの、それらの相対質量と存在比(%)を表1に示す。臭素の同位体に関する記述として誤りを含むものはどれか。最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 臭素の原子量は、79Brと81Brの相対質量と存在比から求めた平均値である。
  • 79Brと81Brの化学的性質は大きく異なる。
  • 79Brと81Brの中性子の数は異なる。
  • 79Brと81Brからなる臭素分子Br2は、おおよそ79Br79Br:79Br81Br:81Br81Br=1:2:1の比で存在する。

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この過去問の解説 (1件)

01

「同位体」に関する問題です。
同位体とは、同じ元素でありながら中性子の数が異なる原子です。
中性子の数が異なると、質量が異なります。質量以外の性質はほとんど同じです。

 

響きが似た言葉で“同素体”という言葉がありますが、全く別のものを指すので混同しないように注意しましょう。
同素体は同じ元素からなる単体で、原子の配列や結合方法が異なるため性質も異なります。

選択肢1. 臭素の原子量は、79Brと81Brの相対質量と存在比から求めた平均値である。

同位体をもつ原子の原子量は、相対質量と存在比から求めた平均値です。

 

よって、正しい文章です。

選択肢2. 79Brと81Brの化学的性質は大きく異なる。

同位体どうしの化学的性質(反応性、燃焼性など)に大きな差はありません。
同位体は中性子の数が異なるため、質量には大きな差があります。

 

よって、間違った文章です。

選択肢3. 79Brと81Brの中性子の数は異なる。

同位体は同じ元素でありながら中性子の数が異なるものです。

 

よって、正しい文章です。

選択肢4. 79Brと81Brからなる臭素分子Br2は、おおよそ79Br79Br:79Br81Br:81Br81Br=1:2:1の比で存在する。

示されている表から読み取れる計算問題です。
臭素分子は臭素原子2つから成るため、Br-Brの組み合わせが3通り考えられます。
それらがどんな割合で存在しているかを問われています。
表1より、79Brと81Brは約1:1の割合で存在しています。
同量の2種類の臭素の組み合わせは

79Br79Br:79Br81Br:81Br81Br=1:2:1と考えられます。

 

よって、正しい文章です。

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