大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問21 (化学基礎(第1問) 問4)
問題文
洗剤に関する次の文章中の下線部a〜dに誤りを含むものはどれか。最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
セッケンなどの洗剤の洗浄効果は、その主成分である界面活性剤の構造や性質と関係する。界面活性剤は、水になじみやすい部分と油になじみやすい(水になじみにくい)部分をもつ有機化合物である。そして、水に溶けない油汚れなどを、a油になじみやすい(水になじみにくい)部分が包み込み、繊維などから水中に除去する。この洗浄の作用は、界面活性剤の濃度がある一定以上のときに形成される、界面活性剤の分子が集合した粒子と関係する。そのため、b界面活性剤の濃度が低いと洗浄の作用は十分にはたらかない。一方、c適切な洗剤の使用量があり、それを超える量を使ってもその洗浄効果は高くならない。またセッケンの水溶液はd弱酸性を示す。加えて、カルシウムイオンを多く含む水では洗浄力が低下する。洗剤の構造や性質を理解して使用することは、環境への影響に配慮するうえで重要である。
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問21(化学基礎(第1問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
洗剤に関する次の文章中の下線部a〜dに誤りを含むものはどれか。最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
セッケンなどの洗剤の洗浄効果は、その主成分である界面活性剤の構造や性質と関係する。界面活性剤は、水になじみやすい部分と油になじみやすい(水になじみにくい)部分をもつ有機化合物である。そして、水に溶けない油汚れなどを、a油になじみやすい(水になじみにくい)部分が包み込み、繊維などから水中に除去する。この洗浄の作用は、界面活性剤の濃度がある一定以上のときに形成される、界面活性剤の分子が集合した粒子と関係する。そのため、b界面活性剤の濃度が低いと洗浄の作用は十分にはたらかない。一方、c適切な洗剤の使用量があり、それを超える量を使ってもその洗浄効果は高くならない。またセッケンの水溶液はd弱酸性を示す。加えて、カルシウムイオンを多く含む水では洗浄力が低下する。洗剤の構造や性質を理解して使用することは、環境への影響に配慮するうえで重要である。
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