大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問26 (化学基礎(第1問) 問6)
問題文
弱酸の塩+強酸 → 弱酸+強酸の塩 (1)
弱塩基の塩+強塩基 → 弱塩基+強塩基の塩 (2)
ある塩Aの水溶液に塩酸を加えると、塩酸のにおいとは異なる刺激臭のある物質が生じる。一方、水酸化ナトリウム水溶液を加えると、刺激臭のある別の物質が生じる。Aとして最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問26(化学基礎(第1問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
弱酸の塩+強酸 → 弱酸+強酸の塩 (1)
弱塩基の塩+強塩基 → 弱塩基+強塩基の塩 (2)
ある塩Aの水溶液に塩酸を加えると、塩酸のにおいとは異なる刺激臭のある物質が生じる。一方、水酸化ナトリウム水溶液を加えると、刺激臭のある別の物質が生じる。Aとして最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- 硫酸アンモニウム
- 酢酸アンモニウム
- 酢酸ナトリウム
- 炭酸ナトリウム
- 塩化カリウム
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この過去問の解説 (3件)
01
酸・塩基についての問題です。
まず以下の知識が必要になります。
・塩酸は強酸
・水酸化ナトリウムは強塩基
・一般に塩は無臭のものが多く、酸や塩基はにおいがあるものが多い
・酢酸は弱酸で刺激臭あり
・アンモニアは弱塩基で刺激臭あり
塩Aに塩酸(強酸)を加えて生じる刺激臭のある物質は
問題文中の(1)を参考にすると弱酸であると予想されます。
選択肢のなかで刺激臭のある弱酸を含むのは
酢酸アンモニウムと酢酸ナトリウムで2択に絞られます。
塩Aに水酸化ナトリウム水溶液(強塩基)を加えて生じる刺激臭のある物質は
問題文中の(2)を参考にすると弱塩基であると予想されます。
酢酸アンモニウムと酢酸ナトリウムのうち、刺激臭のある弱塩基を含むのは
酢酸アンモニウムのみで答えが絞られます。
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02
酸を入れても、塩基を入れても刺激臭が生じ、それらは異なる物質であることに注目しましょう!
HCl → ✖︎
NaOH → アンモニア
したがって、不正解です。
HCl → 酢酸
NaOH → アンモニア
したがって、正解です。
HCl → 酢酸
NaOH → ✖︎
したがって、不正解です。
HCl → 二酸化炭素
NaOH → ✖︎
したがって、不正解です。
HCl → ✖︎
NaOH → ✖︎
したがって、不正解です。
アンモニアおよび酢酸は刺激臭のある物質であることを覚えておきましょう!
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03
⑴及び⑵に示すような変化が起こるということは、強酸であるHClの水溶液(塩酸)を加えても、強塩基であるNaOHの水溶液を加えても変化が起こる塩Aは、弱酸の塩かつ弱塩基の塩ということになります。
選択肢の中でその条件を満たすのは酢酸アンモニウムです。
【酢酸アンモニウム水溶液と塩酸の反応式】
CH₃COONH₄+HCl→CH₃COOH+NH₄Cl
この反応式から刺激臭の原因になるのがCH₃COOH(酢酸)ということが分かります。
またCH₃COOHが弱酸、NH₄Clが強酸の塩となります。
【酢酸アンモニウム水溶液と水酸化ナトリウム水溶液の反応式】
CH₃COONH₄+NaOH→NH₃+CH₃COONa+H₂O
この反応式から刺激臭の原因になるのがNH₃(アンモニア)ということが分かります。
またNH₃が弱塩基、CH₃COONaが強塩基の塩となります。
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