大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問115 (化学(第4問) 問4(a))
問題文
ポリ塩化ビニルの合成原料である塩化ビニルCH2=CHClは、図2に示すように複数の反応を組み合わせることで工業的に生産されている。
一つ目の反応はエチレン(エテン)CH2=CH2への塩素Cl2の付加反応であり、1,2―ジクロロエタンCH2Cl-CH2Clが得られる。
二つ目の反応では、得られたCH2Cl-CH2Clを熱分解することでCH2=CHClと塩化水素HClが得られる。
三つ目の反応では、このHClと、酸素O2およびCH2=CH2を反応させることでCH2Cl-CH2Clと水H2Oを得ている。
これらの反応を適切に組み合わせることで、反応中に生成するHClをすべて用いることができ、副生成物はH2Oだけとなる。
a ポリ塩化ビニルと塩化ビニルに関する記述として誤りを含むものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問115(化学(第4問) 問4(a)) (訂正依頼・報告はこちら)
ポリ塩化ビニルの合成原料である塩化ビニルCH2=CHClは、図2に示すように複数の反応を組み合わせることで工業的に生産されている。
一つ目の反応はエチレン(エテン)CH2=CH2への塩素Cl2の付加反応であり、1,2―ジクロロエタンCH2Cl-CH2Clが得られる。
二つ目の反応では、得られたCH2Cl-CH2Clを熱分解することでCH2=CHClと塩化水素HClが得られる。
三つ目の反応では、このHClと、酸素O2およびCH2=CH2を反応させることでCH2Cl-CH2Clと水H2Oを得ている。
これらの反応を適切に組み合わせることで、反応中に生成するHClをすべて用いることができ、副生成物はH2Oだけとなる。
a ポリ塩化ビニルと塩化ビニルに関する記述として誤りを含むものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- ポリ塩化ビニルは、塩化ビニルの付加重合で合成される。
- ポリ塩化ビニルは、熱可塑性樹脂の一種である。
- 塩化ビニルには、構造異性体が存在する。
- 塩化ビニルは、アセチレンに1分子のHClを付加させると合成できる。
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